貯蓄中央値低すぎの真実は?
LIMOで次の記事を見ました。
おひとりさまの「平均貯蓄額」はいくらか。50代まで中央値は100万円以下に【最新データ】
興味のある方は検索していただくとして。
みんな大好き!他人の懐事情!の話です。
記事には貯蓄額についてこんなことが書かれているのですね。
”より実態に近い中央値では、20歳代で20万円、30歳代で75万円、40~50歳代ともに53万円となっており、現役世代は100万円未満となっています。”
・・・低すぎない?
気になったので少し妄想計算をしてみます。
仮に50代53万円が50歳の話としたら?
20歳からの労働期間30年で割ると?
月に1500円弱しか貯金しなかった。
そんな話になってしまいますが本当?
仮に月1万円貯金したとしたら?
10年で120万円。これで20代終了。
20年で240万円。これで30代終了。
30年で360万円。これで40代終了。
40年で480万円。これで50代終了。
30代以降はもう少し頑張れないかと思えますが。
それでもそれなりの金額になりました。
仮に現役40年手取り200万円としたら?
月で言えば16.6万円。
大まかな家計を想像してみると?
家賃6万、食費3万、光熱費2万、通信費0.5万、その他3万。
合計で計14.5万円。
余裕はないですが苦しいという程でもない気も。
月に2万円は残せます。
40年で960万円。
これもそれなりの金額になる気がします。
記事に紹介されている貯蓄中央値。
さすがに低すぎないかと記事を追ってみます。
するとデータの出典が書かれていました。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)
検索すると調査の概要等の情報がありました。
全国で無作為に2500名。
20~70代を10歳刻みで大体300人~550人ずつ。
令和4年は株式会社インテージさんに委託しての結果の様でした。
ここからは妄想です。
要はこの調査はインターネットモニター登録している方のみがサンプルになります。
インターネットモニター登録している方のプロファイリングごっこをしてみると?
失礼な想像になるかもしれませんが、少々生活が苦しい!副業的にネットモニター頑張ろう!という方が多かったのかもしれないですね。
そんなわけで。
妙に低く見えた貯蓄中央値。
冷静に出典から見てみればサンプルセレクションバイアスって奴じゃないの?
統計って難しいな。
そんな話なのかもしれないですね。
~
インターネットモニター。
夫婦でひたすら参加していた頃があります。
理由はお金がなかったから。
ちょこまか謝礼を集めたかったのですね。
メモには長らくアクセスしていないモニターサイトのアカウントがいくつも残っています。
懐かしいけど今はもういいかな。
リタイア後に時間持て余したら復活するかもしれません。