アーリーリタイア いくら必要?
最近はブームなのか、年間4%の運用益を得て、みたいなのを良く見かけます。
成る程とは思えますが、これを真面目に考えるには、自身の生活費と、自身の運用利回りを把握出来ていないと、とも思えます。
幸い、自分は過去20年以上家計簿を付けており、生活費はすぐに確認できました。
夫婦二人の生活で最近は大体年300万円の出費です。
但しこれはサラリーマンの立場です。
仮に退職したら夫婦の国民年金で年40万円は負担が増えます。
夫婦二人分の健康保険の支払いも必要になります。
そう考えると、年金受給者になるまでは、ざっくりで年400万円弱必要?
4%ルールとやらで見ればゴールは丁度資産1億円?
自身の投資の成績は?
過去20年平均は4.5%でしたが、2020年はマイナス、2021年は3.1%しかありませんでした。
仮に元本1億円で平均4.5%としても、リタイア初年度で大きくマイナスになれば、投資のマイナスに加えて生活費のマイナスで元本はダブルで減りますね。
その翌年で4%で回せても、生活費には足らないよ、となります。
リタイア=頼れるものは資産のみとなるので、曖昧さがどうしても残る運用利回りにマージンが無いのは不安が残ります。
運用リスクを排除するには?
取り崩すだけで成り立つだけの資産額をゴールにする手もありそうです。
例えば年金貰えるまでの10年を年400万円。
60歳からは年40万円の国民年金支払いが無くなって、代わりに100万円の年金受給者になるとして400万-40万+100万で年260万円。
寿命80歳とするなら400万×10年+260万×20年で計9200万円。
結局約1億円がゴール?
とは言え寿命をどう見るか。インフレをどう見るか。
生活を小さくする手もありますが、切り詰めないと成り立たないリタイアに意味があるのか。
色々考えてしまいます。
あと、今回肺がんになって不安になったのは医療費。
健康保険があるとはいえ何だかんだで検査にはお金かかっています。
そもそも医療費は歳を重ねるほどに増えていく傾向にありますし、今後仮に再発して抗がん剤での治療等が必要になっていくとしたら、実際いくら必要になるのか。
考えすぎるとキリが無いですが、リタイアは決断してしまったら戻れない道かもしれません。
不安の種は尽きませんが、これからも出費と利回りをトラッキングしつつゴールを探っていきます。