徒然 身内の縁に縛られる?

最近読んだリタイアブロガーの方のブログ。
子供が退職して家に戻ってきて出費が増えた。
リタイア生活を見直して少し稼がないといけない。
そんなことが書かれていました。

少し考えてしまいます。

親子の縁、兄弟姉妹の縁。
人は一体どこまで縁に縛られるものなのか。


リタイア生活中に生活助けて!と頼まれたら?

自分のリタイア計画はそれほど余裕はありません。
夫婦でのんびり低空飛行。そんな計画です。
この状況で身内が生活に困っていると泣きついてきたらどうするべきなのか。

縁の強弱次第でしょうか。
自分や奥さんの兄弟姉妹や姪っ子甥っ子。
彼ら彼女らが明日食うにも困る事態であれば?
きっと助けてしまうでしょう。

そして働かないとお金が足りない。
さらに働けるのは自分だけであれば?

割り切って仕事を探すと思えます。
しかし期限が問題です。
未成年であれば独り立ちするまで、大人であれば生活を建て直すまでと思ってしまうわけですが。
これが延々続く寄生ニート化すると恐怖です。

期限を問題とする意味は苦労を限定したい為です。
ドライに考えれば、この金額までは助けるが、それを越えたら無理という線を引くことになります。
厳しいですが、自分が倒れるか、相手が倒れるか。
そんな決断と考えれば縁を切るしかありません。

下手をすればそれまで助けてもらえていたことをすっかり忘れての逆恨み?
簡単な話ではないと思えます。


お金の問題&良識の問題

自分の資産が10億円もあればどうなのか。
縁切りラインは随分緩くなるのでしょう。
寄生ニート期間が多少長引いても、おいおいそろそろなんとかしてくれよー、なんて。
そんな程度で笑って済ませられるかもしれません。

とはいえ放蕩状態であれば話は別でしょう。
いくら10億円あったとしても、そんな相手を助けるのは御免です。

結局のところ助けようと気持ちが向くかどうか。
これは自分の懐具合と相手の良識。
そんなバランス問題になると思えます。


親は子に人生を捧げよ?

自分も奥さんも目立った相続財産はありません。
親の持ち物をいくつか持ち帰った程度です。

仮に裕福な家庭で育つと、子は相続を期待してしまうのでしょうか。
数億円もの資産があったとして。
しかしある日を境に親が浪費に走る人生にシフトチェンジしたらどうなのか。

お金は全部自分に残してほしいのに!

相続への期待が大きい程に大パニック?
しかしそれは親の財産。親の自由のはず。
それでも相続権のある身内ならではの感情もおそらくそこには生まれるのでしょう。


財産となる前の段階ならばどうなのでしょう。
要は親が稼ぎを何にどう使うのか。

最低限の責任というものはあるのでしょう。
しかし大学は自分で頑張れ!
遊びたいならバイトで稼げ!
そう言われ育ったとしたらどうなのか。

今の時代は隣の芝が丸見えです。
学費も習い事も塾も留学も全て親が持つ!
なんなら子供の趣味の為にも大金を支払う!
そんな恵まれた家庭だってあるのでしょう。
そこまででなくとも、隣と比べて、平均と比べてどうなのか。
何だかうちは劣っている?
そんな感情に苛まれるとどうなるのか。

お金は全部自分に使ってほしいのに!

そんな見方をされてしまえば親ガチャ外れ認定一直線となるのでしょうか。


親子共々自立したい

最低限の責任を果たせば良いものなのか。
最大限の全てを注ぎ込むべきものなのか。

親が最低限の責を果たさず子が割を食う。
子に捧げすぎて資産不足で老後の世話を期待する。
どちらも苦しむのは子供。弱い立場です。

子は親に依存して。
親は子に依存して。
縁に縛られお金に悩む家庭もあるのでしょう。
正解なんてありませんし。
難しい問題だと思えます。

とはいえやはり思うのは自立です。
親と子の縁は切れずとも良い歳の大人であれば。
依存しなければ暮らせない状況は正解とは思えませんね。

最初の項で次のように書きました。
~~~
しかし期限が問題です。
未成年であれば独り立ちするまで、大人であれば生活を建て直すまでと思ってしまうわけですが。
これが延々続く寄生ニート化すると恐怖です。
~~~
これは親子関係においても同様なのでしょう。

甘えている程度であれば可愛いものです。
しかし依存がなければ成り立たない関係は、縁が深く強いほど絶ち切り難いわけです。
依存はお金に限りません。
精神的な依存だってあるのでしょう。
それはいつか遺恨になるのではないか。
そんな風にも思えてしまいます。


暴走する妄想①社会保障も依存ありき

妄想が暴走してこんなことも思いました。

社会保障費でサラリーマンは苦しみます。
生活が破綻する人が増えては国の秩序が保たれませんし、シニアの人口は多いです。
ある意味仕方のない面はあるのでしょう。
しかし見方を変えればどうなのか。
現役世代への依存システムそのものです。
依存がなければ成り立たない関係性。
いつか遺恨になるのだと思えます。


暴走する妄想②相続はチート技?

さらに妄想の暴走が・・・
必要悪を越えた過剰な搾取の行く末を考えます。

資産を抱えた裕福なシニア家庭の生活は?
配当や家賃だけで生活出来るかもしれません。
加えて年金も得らえます。
医療も老人は割安でしょうか。
現役世代への皺寄せありきの仕組みですが、資産家シニアにとっては生活に必須ではない浮いたお金になるのかもしれません。

裕福な家に育った子や孫は、社会保障費の増額にそれほどの不満を持たないのかもしれません。
何故ならそれは巡り巡って相続で自らの懐に戻ってくるわけです。
これって何だか邪悪すぎじゃないの?
短絡的直情妄想でそう思ってしまいました。




そんなわけで。


色々もやもやと考えてみて。
妄想が暴走しすぎてもやもやが悪化しました。

精神面の問題はどうするべきか分かりません。
とはいえまずはお金です。
ある程度の余裕があれば悩みが減るのは確かです。

お金に悩み生活に悩み。
そして精神的にも苦しくなったとき。
縁は絶ち切れるものなのか。
これは結局分からないままでした。

親子であれば人生は長らく重なり続けます。
しかし縁と欲とに絡みとられる人生は辛すぎます。
そんな人生の果てに残るのは愛なのか憎なのか。
突き詰めたいテーマではないですね。


やはり夫婦のお金は夫婦で使い果たすべき?
財産なんぞを残しては後世に遺恨を残します。

Die with Zero.
それは平安と平等のためだったのかもしれません。

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