年金に健保 お国の制度が無かったら?
年金に健保。
負担が大きすぎる!
アンフェアすぎる!
そんな声が聞こえる機会が増えた様な気もします。
しかし実際どうなのでしょう。
国が出しゃばり過ぎると良いことなし!
そんな感じで制度を失くして自己責任にした場合は現役世代的にはどうなるのか。
年金が無くなったら?
毎月少なくない額の徴収が無くなります。
国民年金であれば年20万円?
厚生年金であれば年20万円~100万円も?
言ってしまえば手取年収100万円アップ!
そんな感じになるのでしょうか。
国民皆保険制度が無くなったら?
毎月少なくない額の徴収が無くなります。
所得に応じて年数万円~60万円も?
言ってしまえば手取年収60万円アップ!
そんな感じになるのでしょうか。
合わせて手取年収160万円アップ!
やった!これで生活が楽になる!
果たしてそんなに単純でしょうか。
老いた両親の生活は?
年金も健康保険も介護保険も無くなりました。
年額概算約80~250万円程度?
これまでが贅沢過ぎたんだよ!
施設に入ってもらえば良いんだよ!
なるほど。
年金+介護保険ありきでも厳しかった老後の生活。
施設も今の比ではない程に高額になるのでしょう。
支払えなければ同居一択?
老いた両親の生活は両親の僅かな貯蓄と実子の支援に頼ることになるのでしょう。
老いた両親の医療費は?
老人が医療費を使い過ぎている!
確かにそんな気もしますから改革です。
年金も健康保険も介護保険も無くなったので今後は全部自腹です。
1割負担?3割負担?いえいえ。
10割負担を当然としてお金で医療を買う時代になるのでしょう。
お金が無ければ諦めるべき?
潔いなと思えますが人はどこまで冷静に割り切れるものなのか。
廃止じゃなくてバランス問題!
お金持ちがもっと負担すれば良いんだ!
それはどういう理屈になるのか。
老後のためにアリの様に働き続けて必死で稼いだお金なのかもしれません。
そんなお金を放蕩生活のキリギリスが奪い去るのかもしれません。
当然として許容しなさいと言うことになるのでしょうか。
そうじゃなくて!
負担の軽すぎる老人の負担を増やすの!
なるほど。
生活苦の老人は増えそうです。
最後に頼り頼られるのは親族のみ。
支える立場の現役世代には相応の負担が重く伸し掛かることになるのでしょう。
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社会保障の負担がなければ生活は楽になる?
今の世は年金ありき皆保険ありき。
身内に対する支援の負担は意外に小さくなっているのでしょう。
一切の公助のない場合の負担は誰も知りません。
全てを身内が支えるとなれば負担は相応に増えるのは自明の理だと思えます。
そして当然自身の老後や医療についても自身で賄う必要があるわけです。
苦しいから助けてくれ?
いや。
負担が大きすぎる!
アンフェアすぎる!
まったくの他人ではそんな風に言われるでしょうし無理でしょう。
身内に頼るしかないですね。
もしくは潔く諦める?
実際どうなのでしょうね。
確かにバランス問題です。
バランスを見直してほしいとは思います。
それなのに。
お金はきっとどこかにあるはず!
それは自分や家族の懐ではないはず!
モアマネー!アンフェア!
考えも無しにただそれだけを叫ぶ声。
なんだか少々煩いですよね。