徒然 格差是正どうすれば?
NHKのニュースで、NGOが各国政府に格差拡大の是正の取り組みを要請という記事を見ました。
確かに問題なのでしょうし、何らか是正措置を考えていくのだろうなと思えます。
おそらくは増税なのでしょう。
国の中枢には頭の良い人が何人も居ると信じています。良い形を考えていただきたいところですね。
日本にはGAFA無いですけど。
※以下妄想です。
頭の悪い庶民も色々考えてしまいます。
どういうやり方が良いのか。
格差拡大は、手持ち資産の評価額の差が拡大という話と思えます。
今の税制だと、資産からのインカムや、資産売却益に対しては税金かかります。
こういった制度の中での税率調整で資産額の格差を減らせるのかな?の妄想です。
インカムに対する税率アップ?
年率5%で稼いでくれる資産の配当税率を50%にしよう!と乱暴に上げると、2.5%で評価額50%アップを償却するには20年?
長い道のりに思えますし、そもそも庶民も少しは株式投資しているわけなので、一律は勘弁ですね。
受け取るインカムの総額に対して累進課税であれば、なんとなく理解は出来そうです。
分離課税無くして総合課税への一本化をすると近いのでしょうか。
庶民株主のインカムへの課税は小さく。
大株主のインカムへの課税は大きく。
悪くはなさそうですが、無配の企業に対しては意味が無さそうです。
売却益への税率アップ?
評価額上昇で、実際に売れば利益が出る状態なのは確かなのでしょう。
売るのかな?が問題ですね。
資産評価額上がっている人のプロフィールは?
苦労して起業した企業のオーナー株主?
証券等に投資していた個人や法人?
議決権ギリギリのオーナーなら売れないでしょう。
資本関係絡みの持ち分も売れないですね。
保守的に積み立て投資された資産も、上がったからと売られるものは少ないように思えます。
上がったから売る、下がったから買うみたいなのは、アクティブな運用ですね。
キャピタルゲイン狙いのアクティブな投資に対してなら効果はあるのでしょうか。
資産税新設?
自動車や不動産なんかだと、持っているだけで毎年税金かかりますね。
あんな感じでしょうか。
毎年資産に対して税金がかかり、徴収票が届くみたいな。
累進効果も出したいので、累進課税資産税?
格差拡大!それ寄越しなさい!分けるから!という形に一番近いとは思えます。
でも自分は小物なので、それはアーリーリタイアのために20年以上苦労して積み上げてきた資産なんです!何故それを奪うのですか!と泣き言を言ってしまうかもしれません。
評価額が勝手に上がっているだけで、別にキャッシュリッチになっている訳じゃないですしね。
資産があっても運営が赤字だったりすると、大ダメージになりそうです。
そもそも税率アップしても・・・
格差拡大で置いていかれる立場の人は、そもそも資産を持っていないケースが多いのかもしれません。
貯蓄から投資へ!と掛け声があったとしたも、誰もが当たり前に投資するという状況には遠いのでしょう。
国民全員が何らか株なり土地なりの資産を持っていたら良いのになと思えます。
でも難しいですね。
付与するというのも変ですし。
一つ思い付きました。
たまに国営事業の民営化やら国有資産売却やらの話があります。
国有=国民の共有財産ですが、お金出せる人だけが新規のオーナーになるという流れですね。
国の歳入として数えるから変わらんでしょ?と言われれば入札方式は確かにベターな方法です。
ただ、ここで土地はめんどくさいとしても、NTTやらJRやら日本たばこやら日本郵政やらは、国民全員に株式付与していたらどうなのか?という案です。
時価総額を見てみました。
NTT 11.6兆円
JR東と西で3.6兆円
JT 4.66兆円
日本郵政 3.6兆円
他のグループ企業もありますが、めんどくさいので省略です。
それでも合わせて23兆円でした。
放出株の割合は知りませんが、少なく見積もって20%としましょう。
それでも4.6兆円!大きいですね!
人口1.3億人で均等割りすると?
・・・35000円でした。
格差拡大の是正には程遠かったです。
やはり税率アップでしょうか。
憂鬱です。