サラリーマンの資産形成 夫婦別勘定の功罪

マネープラスの家計相談のコーナーで、専業主婦の奥さんが実は投資や相続で財産を持っていて・・・という記事を見ました。

共稼ぎの場合でも、家計に必要な額のみを各々で出しあって、あとはお互いの資産額を知らないという例もあるのでしょう。

どういう形が正解なのか分かりませんが、自身の例をメモに残しておきます。

うちのスペックです。
・1馬力労働。
・奥さんは元サラリーマン。
・一緒になった頃からは専業主婦。
・お互い相続財産と言えるものは無し。庶民。

一緒になった頃の貯金額は、二人合わせても1000万円無かったと思います。20代末です。
勤務先の業績不振も重なったため、小遣い制みたいなことをする余裕もなく、フルオープン会計で、あれ買った、これ買ったという形で家計簿をつけました。
給料はいくら入ったか、お互い何にいくら使ったというのが分かる状態ですね。
口座残高もお互いオープンにしていましたので、我が家の財産はこれだけ!と常時見えている状態でした。

余裕が無かったから故の極端なやり方だったのかもしれませんが、無駄を減らそうと言う視点では、意外に良かったです。
趣味や付き合いでの出費も、ざっくり小遣いという形ではなく、随時フルオープンで出費毎に家計簿に付けました。
家計から見て高額な出費はすぐ分かりますし、何だかんだで勝手に自分で反省して出費を控えるようになりました。

その後余裕も出てきましたが、今でもうちはフルオープン家計簿、フルオープン口座のままです。
小遣い制を採用したことが無いですし、家計管理を全部任せる、任せられるみたいなこともしたことが無いです。
ただ、節約は事前に予算を決める形ではなく、随時振り返ってのフィードバックを取る形ですね。
そもそも規模が見えないところから最初に予算というのはハードルが高いと感じられます。

当時と変わったことと言えば、奥さんは専業主婦なので、贈与枠を意識するようになったくらいでしょうか。
毎年目一杯渡すようにしています。
あとは投資もお互い相談しつつで取り組んでいます。そもそも口座オープンにしているので、見れば分かります。
それでも、え?この銘柄どういう理由で買ったの?というのは、たまにあるので面白いですが。
異なる脳みそが判断しているわけで、良い分散投資かもしれません。


夫婦でお互いの財産が見えない状況や、小遣い制については、結果としては経験が無いです。
ただ、家庭と言う単位で見ての資金効率は落ちるのではないかと想像しています。
へそくりなんていう形でのお金が出てくる時点で、それは勘定として一体何に値するのか?みたいなことを思ってしまいますし。

それでも分けるべき、最後は個であろう、投資も個で行うべきであろうと言う考え方も分からないではないですし、これで行けるなら理想なのかもしれません。
とはいえ、もしかしたら夫婦の財産合わせたら、もっとリスクを取った挑戦が出来るかもしれない、とっととアーリーリタイア出来たかもしれないという可能性もあるのではないかと思えます。

離婚に向けて準備中!ってなら、オープンは厳しいのですかね。
うちは幸いそういう事態には遠いと信じていますが。
一寸先は闇でしょうか。

夫婦仲大事です。



このブログの人気の投稿

年金額を確認してみる(53歳時点)

年金額を確認してみる(54歳時点)

更新打ち止め!

日本は貧しくなったんですよ

投資は危険!止めておこう!

バックルレスベルトが案外良い

現行NISAから新NISAへの移管で悩む

資産が増えていかない問題

割り切りFIREは実はEASY?

FIREを満喫出来る生活費?

このブログの人気の投稿

年金額を確認してみる(54歳時点)

更新打ち止め!

バックルレスベルトが案外良い

老後は郊外+戸建て+自家用車!

正月早々気が落ち込む

高速道路を1区間乗る

IPMN 定期検診

徒然 自己責任と無責任

現行NISAから新NISAへの移管で悩む