アーリーリタイア オカネノマリョク
アーリーリタイアの記事を漁っていて、お金の魔力に取り憑かれていないかという記事を見ました。
働かずとも良いだけの資産を築けていても働き続けてしまう心理分析の記事でした。
働き続けて、得るものよりも失うものの方が大きくなっていたとしても、お金の魔力に騙されて気付けないのではないか、と纏められていました。
お金の魔力、ドキっとしますね。
まさに葛藤している内容です。
葛藤しつつも、何だかんだで近い将来にはアーリーリタイアするのだろうと思っています。
後に振り返って、笑うことになるのか後悔するのかは分かりませんが、せっかくなので心情をメモに残しておきます。
アーリーリタイアは遠い目標でしたが、運にも恵まれ、今は何とか検討出来そうなところに立っていると思っています。
資産額と生活費のバランスを見る限り、既にゴールラインを越えているのかもしれません。
住居費や医療費に大きな変化があったため、利回りを保守的に見たプランを引き、トラッキングをしようとしています。
それでも時間が経てば、もしかしたらまた次の不安が出てくるような気もしています。
アーリーリタイア狙いだったとは言え、会社はもう無理!という程には切羽詰まっていないです。
であれば、サラリーマンを継続して様子を見つつ、資産を積み上げて安心感が増していくのなら、それはそれなのかもしれません。
・・・と、この時点で、既に失うものの方が大きいのでは?というそのものズバリの状態に陥っています。
実際、自覚しています。
不安は何なのかと言えば、最後はお金です。
下衆な書き方をすれば大概のことはお金で解決出来るからですね。
あわよくばアーリーリタイアと考えて資産を積み上げて来ました。
資産額がさらに膨らめば、もっと安心出来そうだという単純な話です。
ただ、お金の手前の不安をもう少し掘り下げていくと、広くは変化に恐怖し現状維持に安心する環境維持バイアス的な心理が大きい様にも思えます。
マインドマップではないですが、もやもやを箇条書きにしてみると、こうでしょうか。
・想定漏れがありそう。
・計画外の高額な出費があったら困りそう。
・多数派では無くなる。
・間違っていても戻れなさそう。
・70歳まで働くのが当たり前?
・年金や保険が読めない。
・経済が読めない。
・寿命が読めない。
ぐだぐだですね。
とはいえ、全ては計画に幅を持たせたり、バッファとして資産を積み上げることで解決出来そうな内容です。
ではどこまでマージン持つべきなのか。
マージンなので考え方次第ですね。
プラス0円でも正解ですし、不正解です。
プラス1000万円でも正解ですし、不正解です。
プラス1億円でも正解ですし、不正解・・・さすがにここまできたら不正解は無し?
もう少し、もう少し、と働き続けてしまう心理はこれなのでしょう。
正解も不正解も、あとはもう考え方、割り切り次第と頭では分かっています。
そしてマージンを過剰に欲するのは、詰めの甘さの裏返しです。
詰めの甘さからくる不安にどう対するか。
ここで環境維持バイアスが邪魔をします。
先が楽な方ではなく、当座が楽な方を選んでしまうわけです。
当座が楽なのは慣れたサラリーマン継続です。
大概のことはお金で解決出来ると盲信し、慣れたサラリーマンとしてモアマネーを唱えつつ働き続け、底無しの不安の穴に使い道すらはっきりしない金額を放り込み続けることになります。
得るものよりも失うものの方が多い状態ですね。
まさに魔力に騙されています。
それでも、えいや!で進む日は来ると思います。
せっかくのゲームチェンジですしね。
不安を期待が上回る日は、それほど遠くはない気がしています。