徒然 健康に気を付けるとは?
健康に気を付けようというのはたまに聞く言葉ですが。
具体的にどんな行動が思い浮かぶものでしょう。
・体を動かす。
・体を鍛える。
・充分な睡眠時間。
・バランスの良い食生活。
・定期的な健康診断。
なんとなく健康に気を付けている様子に見えますね。
自分もそこそこ気を付けていたつもりでした。
歩くのは好きですし。
自転車も好きですね。
ハーフマラソンを走っていたこともあります。
健康診断で指摘があればすぐドクターに相談です。
肥満とは無縁です。
お酒は15年以上吞んでいません。
煙草は吸いませんし、オフィスも禁煙です。
睡眠時間は多少不足気味でしたけど。
案外健康に気を付けている気分になっていましたが。
ある年の健康診断の指摘で、肺がんです。
突然です。
早期で手術出来たので、何とかセーフと信じています。
とはいえ確定したときの感想は、なんで?というのが近かったかもしれません。
健康に気を付けています!
当然何らか良い効果はあるのだと思えます。
しかし重病の回避という視点で言えば、どの程度の価値があるものなのか。
鍛え抜かれたアスリートでも罹患する方も居ます。
ヘビースモーカーでも元気で暮らしている方も居ます。
判断するのは難しそうです。
入院して手術して退院して、そして考えました。
身体を大切にするのは当然としても、それでも病気になるときはなるわけで。
もっと打てる手は無かったのかなと。
考えてみると、やはり検査です。
健康に気を付けています!
まずここはスタートラインとして。
一般的な健康診断。
確かに役に立つのですが、もう一歩。
自分の場合、レントゲンで影があるとの指摘から発見に繋がりましたが、その1年前は指摘なしでした。
実際何もなかったのか、レントゲンでは見えない小さな病変が既にあったのか。
それはもう分かりませんけど。
指摘の後のCTスキャンで、レントゲンでは見えなかった他の小さな病変も見つかったのですね。
そして手術の際に同時に切除することになったのですが。
その病変も小さながんでした。
早期発見という視点で言えば、レントゲンよりはCTの方が優れていることが分かります。
そして早期発見出来るほどに治療方法の選択肢は増えて、切除する量も少なく済み、回復も早くなるのでしょう。
実際、レントゲンで見つかった病変は上葉全切除となりましたが、CTで見つかった小さな病変は部分切除で済みました。
いつか罹患する可能性があるとして。
その兆候をいかに早期で見つけられる様に備えるか。
言葉にすると大袈裟?
お金もかかりますしね。
自費での胸部CT検査は2〜3万円あたりでしょうか。
他にも色々な検査手法はあるようです。
アーリーリタイアしたとして。
夫婦二人で毎年の検査費用15万円程度は予算として見込みます。
歳を重ねたその先で振り返って。
もしかして無駄な出費だったかな?
そんな風に少し残念に思える日が来るのなら。
その日に向けての無駄遣い。
是非とも続けていきたいですね。