徒然 昭和61年の10円玉
最近知ったことですが。
昭和61年の10円玉は、ちょっとだけ鳳凰堂のデザインが違うものがあるのですね。
微妙にレアで価値が高いのだとか。
別にこれで大儲けと言う景気の良い話でもないのでしょうけど。
知ってしまうと気になります。
縁がギザギザのギザ10は分かりやすいですね。
見るともうギザがどうという以前で、みすぼらしいものが多いです。
銀行に回収されてしまったら溶かされてしまうのではないかと可哀そうに思えてしまい、見つけ次第コレクションです。
軽い気持ちで始めたことだったと思うのですが、気づいたら習慣になっていました。
もう30年近く続けている気も。
数えてみたら200枚近くありました。
金額としては知れていますが、自分の生まれる前から流通していた硬貨です。
キャッシュレス何それの高度経済成長期の中、もみくちゃにされつつも生き延びてきたツワモノどもと思えば、何らかお守り的な効果でも発揮してくれないものかと期待してしまいます。
明朝体文字の5円玉も分かりやすいのでコレクションですね。
検索してみたら、フデ5と言う様ですが。
こちらはほんの数枚です。
長年、財布の小銭は数枚だけ財布に残して、残りは自宅に置く生活を続けていました。
小銭は増えると重たいですし、財布の形が崩れるのが嫌なのですね。
結果として、自宅に結構な金額というか、量が貯まっていた時期もあったのですが。
ある日奥さんが気を利かせてくれたのか、銀行へ預けに持って行ってくれました。
ありがとうと言いつつも、何となく少しばかりの喪失感もあったのですが。
ギザ10やフデ5は別枠保管としていたので、未だ手元に残っています。
昭和61年の、ちょっと鳳凰堂のデザインが違う10円玉。
知ってしまうと気になりますが。
時代はもうキャッシュレスですね。
小銭を手にする機会自体が大幅に減りました。
ギザ10やフデ5にについても、おそらく今後巡り会える可能性は相当に低そうです。
仮に小銭を手にする機会があったとして。
昭和61年という半端な数字を覚えていられるものなのか。
視力の衰えつつある目で微妙な違いを見分けられるものなのか。
そんな程度のことに自信を持てないというのも寒い感じがするのですが。
せっかくの新しい知識です。
現金決済オンリーの和菓子屋さんもありますし。
お釣りで運試しも案外楽しいものかもしれません。
今度、久しぶりにお菓子でも買ってみようかと思います。