徒然 FP相談記事にモヤモヤ
リタイア検索続きのためなのでしょう。
FPの方に家計相談みたいな記事がプッシュされてきます。
当初は興味を持って見ていたのですが。
最近は何だかしんどいなと思えてきて見るのを避けています。
なのにひたすら飛んでくるのですね。
家計に悩みを持つのはまあ分かります。
誰かに相談したくなるのもまあ分かります。
とは言えFPの方の回答は、結局のところ何の責任もない立場からの一般論的な回答です。
何の責任もない=無責任ということです。
何らか問題が起これば自己責任で何とかするしかないのです。
FPの方に相談しているのはどういう人物なのか。
冷やかしでもない限りはそれなり悩んだ末に相談しているのでしょう。
頼れるものは資産しかなく、先細りの収入に不安を感じて相談という方も多い様に見えます。
そして対するFPの方の回答はどうなのか。
OKパターンはこんな感じでしょうか。
資産額はこう!年金はこう!生活費はこう!割り算すると持ちそうだから大丈夫!
NGパターンはこうでしょうか。
なるべく長く働きましょう、保険は解約しましょう、格安回線も検討しましょう。支出を見直しましょう。
NGパターンはまあギリ分かるとして。
OKパターンは一体何なのか。
見えている数字から計算すればその程度のことは算数が出来れば分かります。
そして足りそうな資産額であれば取り崩しで説明するのが手っ取り早くて簡単というのも分かります。
しかし。
FPの方からすれば、年金や健保の制度悪化、インフレといったファクターは全部想定外なのでしょうか。
最近目に入った例では老後に不安を抱えた相談者に対して貯金7700万円をひたすらに取り崩して最後は家も資産として使えますよ!だから大丈夫!というプランが提案されていたわけですが。
相談してよかった!
気持ちが楽になった!
きっと老後は大丈夫!
御託を鵜呑みにして生活を変える呑気な相談者はそうも居ないと信じたいところですが。
ありがたく御託を信じ、資産延命の機会を失って痛い目を見て絶望を感じたとして。
その時FPの方は何を言うのでしょうか。
え?丸々信じてその通りにしていたのですか?
御愁傷様ですがそれはあなたの判断ですし私は無責任な立場からアドバイスをしただけですよ!
確かにあの時は大丈夫と言いましたが全ての前提条件が一切変わらずあと何十年も続いた場合に限っての大丈夫って意味だったんですよ!
年金や健保の制度悪化やインフレがあったんだから家計が破綻したとしてもそれは想定外というものです。知ったこっちゃないですよ!
必要でしたらまた今の条件で家計相談してくださいね!
投資であれば嫌と言うほど機会毎に自己責任を意識させられるわけですが。
同じお金の問題なのにこの緩さは何なのか。
せめて書いておくべきですよね。
家計は自己責任って。
そもそも大丈夫ですよって何やねん。
無責任な立場であれば。
せめてお気楽ワードは自粛すべきが最低限度の矜持じゃないかと思えます。