70年代のインフレは参考になる?
インフレの足音・・・良く分かりませんね。
何がどうなったらどうなるのか。
細かいことは到底分かりません。
とはいえ過去はどうだったのか。
その程度なら見ておくことも出来そうです。
そんなわけで1970年代の諸々の指標を調べてみました。
1970年代の給料は?
最近はベースアップが話題です。
勢いが羨ましいですね。
そこで過去の大卒初任給でもと思ったのですが。
古い時代の大卒は今よりもプレミア感があったのでしょう。
現代と比較できるのか自信を持てません。
面倒なので代替で公務員の給料を見てみました。
人事院のサイトです。
国家公務員の初任給の変遷というデータがありました。
1970年の31510円から1980年の101600円へ。
10年で約3倍です。
庶民の給料はどうだったのか。
親父の給料の振り込み記録が残っていたらリアル庶民で良いサンプルだったのですが。
当時は現金手渡しだった様です。
そんなわけで一切記録はありませんでした。
1970年代の株価は?
検索したらこんなサイトを見つけました。
日経平均 読む・知る・学ぶというサイトです。
波乱の相場ですね。
とはいえこちらも1970年代の10年で約3倍です。
1970年代の物価指数は?
地価やCPIも気になります。
データはお国のサイトにありましたが纏まっておらず面倒になったのでパスです。
と思っていたらCPIを綺麗にグラフ化している方がいました。
勝手ながらリンク貼らせていただきます。
青リンゴの経済と金融というサイトです。
1970年代は10年で30から70への2.3倍。
1990年までの20年を見れば3倍です。
自分のサラリーマン生活はそれ以降。
綺麗に価格横ばいの30年超の中です。
染み付いた行動規範はデフレ前提。
突然インフレが来たら?
わけも分からずあっけなく沈むのかもしれません。
1970年代の金利は?
こんな記事を見つけました。
郵貯定期の金利は70年代は7.5%も!
それでもそれは一瞬で平均すれば6%程度?
あとは大ボス日銀の情報も。
日銀のサイトです。
・短期プライムレート(主要行)の推移 1966年~1988年
~
色々と貼り付けて賑やかになりました。
資料集めた時点で納得してしまうタイプです。
何がどうなったらどうなるのか。
細かいことは到底分かりません。
給料や株価は10年で3倍に。
物価指数は10年で2.3倍に。
預金金利は6%前後に。
あらゆる指標が時代によって軽々と動きます。
それが経済というものなのでしょう。
自分はデフレ以外を知りません。
インフレの怖さは想像するしかありません。
インフレの中の老後を想像してみる
1970年代頭に60歳で1000万円抱えて隠居。
今の価値で見ればざっくりで3000万円程度?
手近な定期預金に預けて6%。
そして少しずつ切り崩して暮らしていたら?
6%の金利でも12年もあれば2倍になります。
資産高を睨みつつの老後生活は順調とも思えるのでしょう。
しかし10年で物価は2.3倍からさらに先高傾向。
金利だけではインフレ負けで資産は実質目減り。
対抗するには年9%もの高利が必要です。
怖いのは渦中でこれに気付けるのか。
少しずつ進む物価高。
少しずつ苦しくなる生活。
気付いたときにはもう遅いのかもしれません。
インフレ生き残り戦略は?
70年代の世間の給料や株価は10年で3倍。
物価上昇の2.3倍を上回る勢いです。
現役で働いていれば何とかなる?
株式に投資していれば何とかなる?
今は2023年。
実際どうなっていくものなのか。
1970年代から得られる教訓は?
現金抱え続けるのは危なそう。
働いて給料を得るのも良さそう。
投資次第ではインフレにも耐えられそう。
・・・あれ?
これって70歳まで働こうってこと?
これって貯蓄から投資へってこと?
ありがとう日本!
迷える庶民を優しく導く希望の光。
これは来たるインフレ時代を見越しての親心だったのかもしれません。
運用頑張ったのにインフレが来なかったら?
お金が余っちゃってどうしよう。
そんな感じになるのでしょうか。
これはこれで別段困りませんね。
~
そんなわけで。
インフレが来るのか来ないのか。
答えは結局分かりません。
しかし本当にインフレが続くのであれば。
現金放置はおそらくは危険。
せめて投資に足掻き続けるしかなさそうですね。