ChatGPTで安月給に?
ChatGPT。
ほんの数か月前に興味本位で初めて試しました。
案外面白いな。
そんな感想だったわけですが。
今では普通に仕事で使っています。
技術系の仕事です。
設計の際、これまでgoogleは良い辞書でした。
今では?
ChatGPTを設計支援ツール的に使っています。
確かに間違ったことをドヤって説明されることも。
しかしそれはgoogleも他人も同じことです。
であればChatGPTに質問する粒度を変化させつつで解に近付いた方が早い。
横に面倒見の良い同僚が常にいる感じに近い。
そんな雰囲気を感じています。
とても便利なのですが。
同時に怖さも感じています。
AIに仕事を奪われる。
これまでは話半分。
ぶっちゃけ鼻で笑っていました。
しかし今ではリアルに怖さも感じています。
自分は既に53歳。
リタイア目指して惰性で働くサラリーマンです。
資産もそれなり抱えられました。
FIREされたとしても困らないでしょう。
仮に今が40代なら?30代なら?20代なら?
単純にAIに仕事を奪われるとは思いません。
しかしこれまではちょっとした知識、経験、センスの差がアドバンテージになっていた世界。
そんな世界の中でこれからは誰もがAIを道具として活用するのでしょう。
AIは便利で作業効率が上がります。
AIが奪うのは仕事ではなくちょっとしたアドバンテージなのでしょう。
それは良いこと?
AIの支援で従来は難度が高いと言われていた仕事に取り組める人が増えたらどうなるのでしょう。
よし!給料が上がる!上がる?上がるのか?
それは誰もが出来る仕事になったということ。
手を上げる人が多い仕事に高給を支払うのか。
到底そうはなりませんね。
難度が高く単価も高かった仕事。
AIのおかげで難度が下がり取り組める人が増えれば単価は安くなるのでしょう。
元々そこに居た人は減俸。
後からそこに来た人は思っていたほど実入りが増えない。
そんな状況は起こり得そうです。
そんな世界で勝ち抜くためには?
AIで埋められない程の抜きん出た能力が必要?
どれだけの人がそこに立てるものなのか。
抜きん出た人たちは今後ますます富むのでしょう。
そうでない者たちは?
AIを使いこなすのが前提。
そこまでしてやっとたかがone of them。
安月給で頑張ろう!の世界になりそうです。
AIのリアルな足音。
現役の間に実感するとは思いませんでした。
職と関係ないのであればAIは興味を満たしてくれる便利な良い道具になるのでしょう。
リタイアを狙える状態に届いていて良かった。
本気でそう思います。