投資に再現性を求める感覚
投資の再現性という謎ワードを知ったのはこの数年でしょうか。
戦略の有効性という程度の意味であれば分かります。
しかし巷には些末な手順的なところまで求める感覚もあるのでしょうか。
ちょっと面白すぎないか?
そんな風に思っていたのですが、最近もしやこういう感覚なのか?と思ったことがありました。
普段使いのクレカの見直しをしています。
クレカとプリカを組み合わせてのポイントアップや使い勝手向上。
いくつかの情報サイトをネタとして、自分なりの折り合いで落としどころを決めています。
何故ってこの手の諸々は落としどころを決めないとキリがないのです。
抜け道的な経路や、使い勝手の悪い経路もあります。
それでも手間や不便を割り切れば、総合的な還元率はさらに上を目指せたりもするわけです。
情報サイトを見ていると、もっと詳しく教えて!というコメントも見かけます。
たかが決済方法です。
組み合わせを試すくらいは手間だけで出来るだろうと思うのですが、それでも教えて!なのですね。
極限の高還元を狙うのであれば見落としがちな妙な経路を見い出さなければなりません。
要はそんな手間が惜しい!
減るもんじゃないだろうから教えてくれ!
そんな感覚なのかもしれません。
決済手法は嬉々としてマニアックな経路を解説してくれる方々が多い様です。
そしてたかが手順なので同じ様に取り組めば再現性は100%。
それでも気付けばお得な経路は閉鎖されて還元率は悪化傾向のイタチゴッコ。
決済手法マニアの世界ではそんな状況が延々と続いています。
そして思ったこと。
投資の再現性という謎ワード。
もしやこれは投資なんぞは決済手法と同じで、同じ様に取り組めば同じ様に儲かるもの。
そんな勘違いをした面々が分かりやすい解説を求め続けたところから発生した言葉?
確かに決済手法マニアの世界と少しばかり似通ったところはありますね。
ひっそり取り組めばよいものを嬉々としてネタばらしをする方も。
それでもこれは投資です。
手順さえ真似すれば同じ結果を得られるのか?
到底YESとは思えないのですが。
それでも親切な解説付きの指南サイトや本があれば、なるほどと脳死状態で真似をして成果を求める方々も一定数は居るということなのかもしれません。
投資の本を真似したら損した!
絶対儲かると言われたから買ったのに損した!
投資あるある話の一等賞でしょうか。
最近は相場が賑やかですしそんな声は随分減ったようです。
しかし去年だかで厚切りなんとかさんの真似をしたら損した!
そんな意見を見かけた記憶は新しいです。
なに言っとるのこいつ?
もしかしてお笑いネタの突っ込みのつもりなのか?
そんな風に思ってしまったわけですが、損をして騒いだ本人はおそらくは絶対=完璧な再現性を求めていたということなのでしょう。
~
再現性のある投資。
しかも爆益で確実な奴。
どこかで親切に解説されていたりするのですかね。
もしかして有料noteや有料ブログや有料オンラインサロンでのみの紹介?
それともあなただけを特別に!のダイレクトメールでご案内?
そこにはどんな世界が待っているのか。
いや気になります。
超大金持ちになったら手当たり次第に試して面白がってみたいですね。