インカムゲインで給料以上を稼げる?
月末が近いので帳簿のメンテをしています。
サラリーマンですがアリリタを意識しています。
生活費、投資からのインカムゲイン、そして給料。
3つの数字を並べてふと思います。
今はインカムゲイン>生活費の状態です。
これを根拠にFIREで言うFI達成!
そんな風に考えています。
しかし給料。これが案外大きいのですね。
明らかに給料>インカムゲインです。
倍率で言えばインカムゲインの1.5倍程度。
サラリーマンを何故とっとと辞めないのか?
これが理由の1つなのかもしれません。
インカムゲイン生活は可能ですが余裕は無し。
ではどの程度余裕があれば安心出来るのか。
例えば今の給料同額をインカムゲインで稼ぐには?
数字を見てみます。
手取り年収・・・インカムゲインの1.5倍程度。
インカムゲイン・・・時価8000万円強の資産が生み出す収益です。
今の利回りベースであれば8000万円の1.5倍。
凡そ1.2億円を投資すれば今の給料と同額を稼げるという理屈です。
1.2億円。
余力を全て投資すれば可能性あり?
もしくはもう少し高利回りの投資先を探す?
欲しいのは比較的先を読みやすいリタイア向けのアセットです。
結果的に自分の資産は不動産の比率が大きくなっています。
不動産より安定寄りの高利の資産。
そんなものはあるのでしょうか。
高利の外債は魅力的ですが為替一撃で刈られます。
高利の円建て社債にはほとんどお目にかかれません。
高配当株も抱えていますがこれを主力で据える度胸はありません。
~
算数だけで考えるのなら今の資産でなんとか暮らしていけそうです。
しかしリアルは理屈だけでは割り切れません。
仕事のストレスと余剰マネーのもたらす安心感。
このバランスが破綻しない限りは給料を求め働き続けてしまうのかもしれません。
生活費とインカムゲインは概ねイーブン。
そして給料はインカムゲインの1.5倍。
1年余分に働くだけで1.5年の余力が増える計算です。
仕事の負担は置いておいてお金の面だけ見るならば、こんな恵まれた状況は人生初の経験です。
r > gという公式を見かけることもあります。
rは資本収益率。
gは経済成長率。
働くよりも投資が有利!
そんな理屈が説明されているわけです。
特に日本では長年の低成長が続いていました。
投資なくして今の自分の状況はあり得ません。
しかしr > gをもう一度冷静に見てみれば?
庶民ごときの人生でこの公式は生きるのか?
r を生かす投下資本の源泉は g に押される給料以外にありません。
r > gは正解としても今の自分の状況は?
投下資本8000万円 × rがインカムゲイン。
給料の額はインカムゲインの1.5倍あるわけです。
r > gならば自分の価値は8000万円の1.5倍を超える価値だと言えるのかもしれません。
r > gは分かりますし投資の価値も分かります。
しかし稼ぐ視点で言えばサラリーマンの自分の価値は意外なくらいに高いのでしょう。
インカムゲインで給料同額を稼げる?
r > gの公式?
労働よりも投資?
必要なのは自らの価値を上回る資本です。
積み上げるまでの道程はなかなか高いハードルなのかもしれません。