サラリーマンの資産形成 1億円は簡単?

何言っているんだこいつと思われるかもしれませんが。

自分のことでは無くてですね。

もしかしたら世の中には1億円?大したハードルじゃないよねって人たちが案外と多いんじゃないのかと感じられることがあり、少し妄想計算をしたのでそのメモです。


何をもってして簡単というのかですが。
例えばこんなプロフィールはどうでしょうか。

・大手高給の大企業に就職して。
・順当にキャリアも年収もアップして。
・夫婦共に似たような職場で働いて稼いでいて。
・夫婦共に生前贈与を多少なりと受けられていて。
・さらに相続財産も多少なりとあって。

羨ましいと言えば羨ましいですが、意外に居そうな気もします。

そして、こういうパワーカップルの資産額推移がどうなるのかの下衆な勝手妄想ですが。
まずはグラフ貼ってしまいます。
22歳新卒採用から49歳末までの資産額推移妄想グラフです。


まずは自らの稼ぎで貯蓄してみます。
高給取りダブルインカムの貯蓄額は?
青の折れ線グラフになります。

額は少し保守的に独断で。

20代は夫婦で年平均200万円×8年。
(世帯年収800万円、世帯手取り600万円、生活費400万円想定)

30代は夫婦で年平均300万円×10年。
(世帯年収1000万円、世帯手取り750万円、生活費450万円想定)

40代は夫婦で年平均350万円×10年。
(世帯年収1200万円、世帯手取り850万円、生活費500万円想定)

一見多く見えますが、稼ぎも貯蓄可能額も大体2で割れば無茶でも無い数字かと思えます。
シングルでも超優秀であれば、このくらい行けてます!という人も居そうです。
貯蓄額は少しずつ増やしていくとして。
計8130万円です。

さらに保守的控えめ運用で、貯蓄の1/3を年率2%で運用出来ていたとします。
計8880万円。約750万円の運用益になります。
積み上げ棒グラフのオレンジ+グレーが貯蓄+投資となります。


次は他力部門。贈与や相続を想像してみます。
生前贈与で夫婦各々300万円くらいとして。
相続財産夫婦各々700万円くらいとして。
計2000万円です。
積み上げ棒グラフのイエロー+ブルーが贈与+相続となります。

自力+他力で合わせれば?
10880万円。
大台超えです。


加えてリタイアであれば、退職金です。
大手企業とはいえ控えめで見積もって。
夫婦各々で1000万円ずつとして。
計2000万円です。
積み上げ棒グラフのグリーンが退職金となります。

先ほどの金額と合わせると?
12880万円。
結構な金額になりました。


あっけなさすぎますが、無茶な数字は入れていません。
長期積立投資で年利4%以上の運用益!というよりは、余程保守的、現実的です。
振り返ってみれば、運用の750万円上乗せの必要すら無かった様です。
さらに贈与+相続の2000万円上乗せが無かったとしても、大台乗っていますね。

意外に簡単かと思ったのは、こういう試算からになります。


居宅はどうするか?
生活費の中から家賃 or ローンは何とかなる様に思えます。
足りないのであれば、年50万円程度は貯蓄ペース落としてみても良いですね。
30年でマイナス1500万円です。
資産形成ペース中、運用は支配的ではないのでインパクトは知れています。

賃貸でランニングコストとして割り切る手もありでしょう。
持ち家派としても、20年前であれば低利の長期&フルローンで好立地の無難な価格のマンションを購入出来たと思えます。
今ならローンの消化も進んで含み益の出ている状態でしょう。
そのまま住み続けても良いのでしょうし、リタイアを期に売却して郊外へ転居をするのも、賃貸に出して資産として活用するのも良さそうです。


書いてきた妄想は、結構保守的な試算ですが、あっけなく大台に届きました。
運用の比率を上げて、そしてある程度の成功があれば、さらに若年で届いてしまうのかもしれません。
何より蓄財ペースが速い分、投資をする気になりさえすればリスクも大きく取れそうです。


優秀な人たちは、アーリーリタイア出来る程度の資産は当然のように持っているのかもしれません。
それでも仕事にモチベーションを保ち、それを楽しんでの生活を続けているのかなと思えてしまいます。
これが平凡ではなく優秀ということなのかもしれませんね。


もしくは、優秀なりに生活のコストも上がり、意外に貯蓄額は平凡クラスと変わらない可能性もあるのでしょうか。

自宅、調度品、被服、車、食事、趣味、旅行、教育費等々。

良いモノ、良い経験を味わい、楽しんで暮らしていきたいという感覚は分かります。
大金を無理に貯め込まずとも、普通に働き続けられれば老後も充分安泰なのでしょう。
そう考えれば大した問題でも無いですね。
この辺りの価値観は人それぞれかとは思えます。


とまあ、他人のことを妄想しても仕方ないのかもしれませんが。

1億円。

平凡な立ち位置からは遠い数字なのですけど。
優秀な人たちからすれば実は当たり前で。
単なる通過点程度の数字なのかもしれません。

そう考えると。
学生時代含めた若い頃こそは勉学に勤しみ、知見を広め、選択肢を多く持てる立ち位置にまで届くことが重要なのかもしれません。
努力すべき時に努力をとでも言うのでしょうか。
若い頃からマネーマネーの投資も確かにアリなのですが。
自己投資と言うのでしょうか。
これはこれで長期戦略としては大正解なのかもしれないなと思えてしまいました。

自分は実践出来ていませんでしたが。
若い頃の自身への投資、大事なのかもしれません。

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