アーリーリタイア 効率をどこまで求める?

最近、無駄を省きすぎた人生は味気ないという記事を見ました。

無駄じゃなくて、それが楽しみなんじゃない?
回り道も視野を広げる良い経験になるんじゃない?
たまには無駄をしませんか?

そんな記事だったのですが。
FIRE関連では珍しいというか、生きるとは?というところに注目した良い記事と思えました。


FIREというと、やはり効率の話、投資の話が多いのですね。

無駄を省く。
支出を減らす。
利益を積み上げる。
効率を上げる。
目標への最短距離を一直線!

FIREへの道程的な話として、よくある話なのですが。

これ知ってるわ。
会社で日々うんざりしつつやってるわ。
PDCAとか、あれ系の話だったっけ。

みたいな気分になって。
ビジネスの話かと勘違いしてしまうこともあります。


確かにFIREは遠い目標です。
漫然と暮らしていては届かない可能性は高く、その為に効率の話になるのだと思います。

FIREを目指している方の多くは、それを自覚し、自らを律して、遠いゴールを目指しているのでしょう。

FIREを達成している方の多くは、サラリーマンとしても優秀で、効率の追求はお手のもので、リタイア後も粛々と投資に取り組み続けていると言うことなのかもしれません。


自分はどうなのか。
ゴールに近いところに立っていると信じています。
細かいところで悩むのは、やはり効率を詰めきれていないからなのでしょう。

自分の生活や投資の効率に点数を付けるなら、良くても70点辺りなのかもしれません。
年齢的にも既にアーリーとは言えない感じですね。

生活はルーズさが残るため、蓄財ペースは割りを食い、目標金額のハードルは上がりました。
投資は攻め切れておらず歩みは遅くなりました。
どちらもタイトに詰めていれば、ゴールは数年早められた可能性はあります。


それでも思うのですね。

効率至上主義でストレスの大きな会社組織に属して。
そしてそのストレスからの解放を願って経済的な自由を求めているわけですが、その最適解は?
効率至上主義の生活と投資?

なかなかのパラドクスです。
自分の悩みはここにもあります。
アーリーリタイアは目標ですが、専業投資家デビューしたいわけではありませんでした。
とはいえ冷静に考えてみれば投資は必須です。
サラリーマンのストレスと比べ、どちらがマシなものなのか。


投資が100点、いや200点だったなら?
最高ですね。
贅沢三昧のゆったりの、真の意味でのリタイア生活。
fat FIREというのでしょうか。
理想です。
でも投資は時間ですね。
過去には戻れませんし、ゴールが近いほどにリスクは取りづらくなります。
今から慣れないチャレンジをするのは厳しそうです。


生活は今からでも見直すべきなのか?
最近、生活は老いていけば勝手に小さくなるのだろうと感じつつあります。
食も細くなってきましたし、趣味への情熱も物欲も、以前ほどではありません。
多量の荷物やコレクションも、そのうち我に返って処分し始めるのでしょう。
いわゆる終活でしょうか。

生活のミニマム化や断捨離は、少し終活と似ている印象です。
それを心地良いと感じられるほど達観出来れば良いのでしょうが、自分にはもはや解脱や悟りの領域かと思えてしまいます。
どうせ老いれば欲も薄れていくのであれば、そこへわざわざ急がずとも、今は欲深い自分を満たして暮らしたいですね。



そんなわけで。

自分は効率のスコア70点で何とか進んでいくのでしょう。
無駄の多い生活は、将来に向けてのマージンになると思えば、それほど悪いことでもないのかもしれません。


何にせよ。
無駄を楽しめる間は無駄を楽しむことにします!

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