徒然 企業年金予定利率引き下げ
最近ロイターで次のニュースを見ました。
日本生命、企業年金の予定利率を引き下げ 来年4月から実施
ふーんと思っていたのですが、アーリーリタイア計画を進めている立場です。
会社の退職金もある程度リサーチ済みなのですが。
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日本生命によると、対象となる同社の確定給付型契約(確定給付企業年金、新企業年金、厚生年金基金)は約5200団体で、受託残高は6兆6939億円(21年3月末時点)。
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我が社の退職金には、確定給付型の年金部分があったのですね。
見てみれば、丁度ニッセイさんのこれでした。
何だか都合良く合致していて、あらまと思ってしまいます。
この7兆円に届くかという残高の中に、自分の取り分も含まれているのでしょう。
従来1.25%だった予定利率を0.5%に引き下げるとのことです。
マイナス幅0.75%。
短期であれば知れていて、長期であれば微妙に影響が気になる数字と言えそうです。
とはいえ予定利率。
保険契約で良く聞く言葉ですが、今一つ理解出来ません。
運用の利回りについて予定が立てられるものなのか。
まあ予定が立たないものは自己責任の掛け声のもとに確定拠出型の年金もあるわけですが。
手堅い運用前提の世界であれば、預金金利の様に利回りを約束出来てしまうということなのでしょうか。
個人年金も加入していますが、これもニッセイさんです。
社会人になって数年目。
父が倒れた際、家にお金が無く、保険は重要と痛感しました。
色々調べて加入したうちの1つが個人年金でした。
その他保険は見直しで解約したり乗り換えたりで変わりましたが、個人年金は継続です。
契約は1994年。
まだ有利な利回りの商品が残っていた時代です。
一時期しつこく見直しを勧められましたが、今思えば保険会社は逆ザヤ解消に躍起になっていたのでしょうか。
新しい提案を見ても何のメリットも感じられず、結局今も継続中です。
企業年金はどういう影響が起こるのか。
マイナス幅0.75%。
この先サラリーマン人生が数十年続くのであれば、何らか少々気分の悪い影響があったのかもしれません。
しかし今となっては続けるとしてもあと数年という立場です。
大勢に影響は無いと言えるのでしょう。
予定利率の扱いがどういうものなのかは分かりませんが。
会社が毎月10000円を退職金として積み立ててくれると仮定してのグラフです。
40年を勤めての差額は、100万円程度となりました。
大きな変化なのか、大したことが無いのか。
よく分からないですね。
それよりも。
世間は大きく変わりつつある様な。
そんな空気も感じます。
タイトロープとまでは言いませんけれど。
アーリーリタイア計画は、それなりの世間の安定が前提です。
なるべく平穏に、なるべく穏便に。
そんな世の中が続くことを期待してしまいます。
何らか変わっていくとしても。
このくらいなら許容範囲と言える程度の変化であれば良いですね。