アーリーリタイア 何歳相当の収益?

 アーリーリタイア予習として、家計を投資からの収益ベースで記録しつつの実験をしています。


何となく生活は成り立っているわけですが。
この収益は、サラリーマンの何年目に相当する金額なのかと気になってきました。

不動産は最近追加で投資しました。
年の手取りは満室で370万円になる見通しです。
とは言え退職後は夫婦の年金と健康保険も必要です。
それらをざっくり多めに80万円とすると。
給料で言う手取り290万円相当でしょうか。

手取り290万円。
過去の手取り給料の記録を見ると、概ね20代。
それを少し下回る手取りということになります。



当時の生活を思い返してみます。

20代のほとんどは実家暮らしで、家に入れる金額も僅かなものでした。
給料は丸々小遣いの様なもので、余ったお金が結果的に貯金されているという状況でした。

27歳で転職して一人暮らし。ここで初めて生活費の負担を実感し始めました。

30歳手前で業績悪化で生活が苦しくなり、このままではジリ貧だと投資を始めました。
同時期で二人暮らしになりました。


実家暮らしのときは何の不安もストレスも無かったです。
甘えと言われればその通りで、食事も住処も何とかなる安心感がありました。

27歳~31歳辺りでの切迫感は相当なものでした。
働いて普通に暮らしているつもりが、ちょくちょく赤字になるわけです。
ずっと実家で暮らしていたら、そういった切迫感を感じることも無く、投資も始めていなかったと思えます。


そして今の不動産からの収益は、平均するとこの27歳~31歳あたりが近いのですね。
不思議なことに、当時は苦しかったわけですが、今は意外と何とかなるのかなと思えてしまいます。


当時と違う点は?

自宅を持っていることでしょうか。
家賃分の負担は確実に減りますね。
とはいえ固定資産税と、先々の修繕を見込めば負担0ではありません。
それに当時の家賃負担は会社と折半でした。
記録を見ると月35000円。
固定資産税と修繕積み立てを考えれば、大きな差ではないのかもしれません。

自家用車を持っています。
これは当時は無かったので、負担増になっています。
今のところは何とか収益内で成り立っているわけですが。
車検の年はもしかしたら赤字になるのかもしれません。

持病での通院が増えています。
これも当時は無いですね。負担増になっています。
こちらも定期検査で済むのであれば何とかなるのでしょう。
何らか重大な問題が起これば、さすがに収益内では無理でしょう。


何だか当時より負担は増えている様にも思えるわけですが。
それでも暮らせてしまうのは、歳を取って色々な欲が減ってきたという事なのでしょうか。

とはいえ今の投資からの収益は、過去を思い返せば、まったくの余裕と言えるレベルでは無さそうです。
何もなければ何とか慎ましく暮らせるのかな、というレベルなのでしょう。
マージンは無いに等しいのかもしれません。


マージンはどれだけ見越すべきなのか。
仮に突発の出費があるとしても、年に50万もあれば事足りるのではとも思えます。

理想はフローとしてのプラス50万円です。
とはいえ年金までの息継ぎとして妥協するのなら、50万円×8年分で400万円手当しておく程度でも充分かもしれません。

プラス50万円。
これが出来ればサラリーマン手取り340万円相当です。
過去のデータを見てみると、これも結局20代でした。




そんなわけで。

自分のなんとか辿り着きつつあるアーリーリタイア計画。
これはどうやら50歳を過ぎた今、収入のみを20代に巻き戻しての生活を始めるのと似たようなものなのでしょう。


30代、40代の生活費も振り返ってみます。
家賃負担を除いた出費額の推移はこうでした。



36歳~40歳あたりの出費は大きめです。
激務のストレスを消費で発散していたのでしょうか。
41歳〜42歳は2011年の震災後です。
今と同じく気持ちは自粛モードだったのでしょう。

とはいえ全体通じてみれば、290万円~340万円ラインの収入があれば成り立ちそうというのは概ね正解と思えます。

給料は相応に増えていたはずですが、データで振り返ってみれば、36歳〜40歳辺りのピークを除けば生活自体は極端に膨らんではいなかったということなのでしょう。
生活を維持するには20代の給料程度で充分でした。
増えた給料は蓄財と投資に回り、そして今、アーリーリタイアの計画をしているということなのでしょう。



リタイア後の生活はどうなるのか。
似たような生活レベルが維持されるものなのか。
それとも自由な時間が増えて、もっと遊びたい!やはり足りない!となるのか。

コロナが落ち着いたらリバウンドが怖いですね。
遊び回ってしまいそうです。
そしてインフレ傾向も気になります。
我慢の10年みたいな状況になることだけは避けたいところです。

そのために打てる手は?

今はまだ先手で備えられる立ち位置に居ます。
投資をもう少し進めたり、時短で働ける仕事を探したり。
リタイア後の収入アップに向けたいくつかのオプションは考えておきたいですね。


データから見ても、投資からの収益見通しから見ても。
計画は概ね順調と思えます。
もう少しきっちり詰めて、すっきりアーリーリタイアしたいですね。

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