サラリーマンの資産形成 FXの滑る話
色々な投資に取り組んできましたが、自動売買には今も可能性を感じています。
最近だとループイフダンやトラリピというのが流行っているのでしょうか。
ボックス相場向けなのかとも思えますが一度は試してみたいですね。
自動売買。
10年以上前だったと思います。
FXでMetaTraderという自動売買用のプラットフォームを備えた口座が話題になって流行り始めていました。
要は自分でトレードのアルゴリズムをプログラミング可能な口座です。
FX相場には休みはありません。
相場から利益を得られる何らかの方法さえ見つけ出すことが出来れば。
それが小さな利益であろうとも、継続的に積み上げられるのであれば、これは理想的な不労所得になるのではないか。
そんなことを考えてチャートの分析とプログラミングに熱中していた時期がありました。
これは当時作ったEAの中の1つのシミュレーションスコアです。
USDJPY時間足で、いわゆるドテン売買で常時ポジションを持つシステムです。
利益は良い感じで右肩上がりです。
日足とは違い時間足でこれならば収益ペースも悪くない!
これでゴールだ!
そんなことを思って実戦投入したわけですが。
まったくシミュレーション通りのスコアは出ませんでした。
何故なのか?
要は注文が滑るのですね。
綺麗な右肩上がりの収益カーブは一見理想的と思えます。
これは幾多の取引を繰り返し極小さな優位を積み重ねていくシステムということになるのですが、リアルの世界ではスプレッドやスリップというものがあります。
スプレッドは要は手数料、スリップは指値から注文が滑ることを言います。
実はFXの時系列データを分析して利益が出そうな適当なルールを見つけ出すのは案外簡単です。
しかしそれが実戦的かどうかはまた別の話です。
シミュレーションは出した注文が通る前提で架空の利益を積み上げます。
まあまあ良い線のルールが見つかったとしても、取引毎に期待する利益が小さすぎた場合、リアルでは注文は滑るし、スプレッドのロスも積み上がっていきます。
結局はシミュレーションで見つけ出した小さな優位は、リアルの世界では下方修正され、利益はさらに薄くなり、良くて横這い、悪ければ損をするということも有り得ます。
さらにはカーブフィッティングという落とし穴もあります。
過去のデータを分析して儲かるルールを見つけたとしても、それは実は単に区間データ最適となっているだけかもしれません。
将来も同じルールで儲かるのか。
これはもう試すまでは分かりません。
スリップやスプレッドがある限りは、ある程度大らかでガツンガツンと利益を狙うルールの方が良い成果は出るのかもしれません。
取り組みの中、注文殺到で注文が通らない等の経験から自動売買への不信や恐怖の感情も起こり、結局個別株式への取り組みへと戻ったわけですが。
最近の為替相場にアテられたのですね。
当時の取り組みを思い返しつつ、最新のFX事情はどうなのかなと検索していたら。
こんな記事を見つけてしまいました。
延長決定!主要4通貨ペアで24時間業界最狭スプレッド0.0銭はマネパのパートナーズFXnano!
スプレッド0?
え?今ってそんななの?
5/13で終了?
このキャンペーンはもう終わってしまった様ですが。
時代は意外に良い方向へと進み続けているのかもしれません。
今更FXで資産を大きく増やそうとは思いませんが。
FX自動売買。
自分の設計した自動売買プログラムが市場から自動で利益をさらってくれる。
1つのゲームとして取り組むには案外面白い世界かもしれません。
〜〜〜
懐かしさも相まって、注文が滑る、オチがなくて滑る、そんなところを絡めてそれらしく話を纏めてみようと書き始めてみたのですが。
今一つ纏まりの無いメモになりました。
ダダ滑りです。