サラリーマンの資産形成 取引に自信を持てる?
相場の先行きがどうなるのか。
なんとなくの感覚で予想することがあります。
米国株はもっと落ちるんじゃないか。
売れば儲かるんじゃないか。
そう思っていましたが大きく反発しました。
一体この先はどうなるやらの状態です。
為替は円安加速するんじゃないか。
近々140円だってあるんじゃないか。
そう思っていましたが大きく戻りました。
一体この先はどうなるやらの状態です。
相場の先行きを予想すると外します。
思った様には動かないのは確かです。
では思った逆を張れば良いのでは?
そうすると思った通りに動くのでしょう。
相場の神が居るのであれば。
お前はもう相場に取り組んではいけない。
そんな忠告をしてくれている様に思えます。
取引に自信を持つために必要な条件とは何か?
随分昔にそんなことを考えていました。
その頃に田中雅さんの「トレーディング Arts & Logic」という記事を見て影響を受けました。
田中雅さんは経歴が面白いプロの為替ヘッジファンドのトレーダーです。
そしてその記事はトレードシステムを構築するための考え方が丁寧に解説されていました。
システムトレードに興味を持ち始めていた当時、渡りに船と参考にしながら色々試して、そして朧気に理解したことがあります。
取引に必要なのは予想ではなかったのですね。
一体どういうことなのか。
単純な話です。
素晴らしい予想をしても取引に繋がらなければ利益は一円も生みません。
どういう条件でエントリしイクジットするのか。
取引には明快なルールが必要です。
明快なルールさえあればあとはただ繰り返すのみ。
売買に悩むことはなくなります。
考えてみれば当然でした。
利益確定、損切り、次の取引開始。
これらについても深いと思えた内容があります。
仮に究極の取引ルールがあるのだとすれば買いの出口は売りの入り口です。
つまり究極の買いの利確は売りの入り口。
例え損切りになったとしてもそれは統計の中では次の取引の入り口に過ぎない。
そんな考え方をすることも出来るわけです。
記事ではルールの見つけ方までもが紹介されていました。
過去データでのシミュレーション。
未知データを適用してのフォワードテスト。
自分にもシステム作れてしまうんじゃないか。
これで大儲けだ!
超短期から中期まで色々なシミュレーションに夢中になりました。
短期売買と長期投資。どちらが良いのか。
結局はどちらでも良いのでしょう。
何らかの尺でトレンドがある様に見える。
そんな市場は意外と多いです。
投資期間やドローダウンだけが問題です。
許容可能なリスクだと判断出来るのであれば、あとはただ好みの尺で取り組めば良いのでしょう。
取引に自信を持つために必要な条件とは?
もうこれで大体揃った?
到底足りませんでした。
結局最後はメンタルです。
どれだけ必死に分析をしてルールを見つけたとしても結局は統計です。
常勝はあり得ません。
短期売買にせよ長期投資にせよ浮き沈みを繰り返したその先にやっと利益が得られる。
そんな世界なのでしょう。
きっと浮くに違いない。
信じてひたすらに続ける必要があるわけです。
最大どれだけ負ける可能性があるのか。
見たくもない巨額の含み損を抱えつつも信じて続けることが出来るのか。
過去の最悪ケースは?そして未来は?
そして一番の恐怖。
損が過去の統計で説明可能なレンジで収まる保証はどこにもありません。
色々学び経験したつもりです。
しかし未だに取引に自信を持てません。
常勝のない世界。
素人がどう立ち回れば良いものか。
答えは未だ分からないままですが。
勝ちのチャンスを得るための条件ならば分かってきた様にも思えます。
相場に取り組み続けること。
資産をリスクに晒し続けること。
あとは?
持っているだけて持ち上げてくれる大相場。
大相場の大波に乗れる幸運を!
結局は運頼り?
***
最近の為替の動きに魅せられて当時試していたシステムで実験。
2010年から最近までのドル円日足データを喰わせてみれば・・・
それなりに儲かっていた?
これも結局は後解釈。
ではこれから10年やってみようと思えるのか。
到底そんなメンタルはありませんね。