アーリーリタイア 税をそれなり納めたい?
最近少々もやもや気味です。
税負担は軽い方が良い。
行政サービスは安く受けられる方が良い。
受け取れるお金があるなら全部受け取りたい。
当然の様にそう考えていました。
節税という言葉があります。
税負担を減らしつつお金を増やすことも出来る。
保険やiDeCoはそんな内容ですね。
税の負担を減らせるのであれば飛び付きます。
加えて儲かるのであればさらに飛び付きます。
可能な範囲でせっせと節税と利殖をしています。
しかしアフターサラリーマンの立場。
資産構成次第によっては制度の奇妙な面が見えてきます。
最初は単純に感心していました。
それなりの資産を抱えつつ、行政サービスを格安で!というのは、法がそうであれば何ら問題のない取り組みです。
ただ、上手く書けませんが。
ここまで制度が偏っていて良いのか?と、もやもやしてきてしまったのですね。
サラリーマンに慣れすぎてしまったが故の違和感と言うだけの話なのでしょうか。
そして今はまだサラリーマンだからなのかもしれませんけど。
自分はそこに嬉々として乗りたいのか?と考えてみて。
なんだよこれ胸糞悪いな。
サラリーマン不憫すぎるだろ。
すでにチートの領域だろ。
ここまで極端な節約目指したいわけじゃないぞ。
節約どころかお金まで貰えちゃう?なにそれ?
変な正義感というわけでもないのですが。
アンバランスに対して、そんな気分の悪さを少しばかり感じてしまう様になりました。
それでも少し頭を冷やして考えてみると。
サラリーマンも搾取される一方でもないのですね。
奥さんは専業主婦で、年金なんぞ長らく自腹で支払っていません。
それでも三号被保険者として老後は普通に年金を受け取れるわけです。
シングルで暮らす人から見ればチート技にしか見えないことでしょう。
健康保険も扶養家族全員が使えてしまいます。
狙って低賃金で雇用されるなら、それはそれで優遇措置もいくつもあるのでしょう。
そしてマイクロ法人云々みたいな話にもなり、これまた卑怯の領域じゃない?等と思えてしまうのですが。
制度的には問題ないという話になるのでしょう。
制度なんてものはアンフェアだと知っています。
時代の都合、政治の都合で変わっていくものなのでしょう。
感じる歪さは、場当たり的な修正が繰り返されてきたが為のものなのか。
それとも特定の層へ向けての露骨なアピールのために穿たれた穴なのか。
実際のところは分かりませんけど。
そのうち慣れられるのでしょうか。
それとも寄付でもしますかね。
ふるさと納税?
いや、そうじゃない。それまたお得な奴だよ!
貧困の線引きが雑すぎるという問題?
マイクロ法人が面白すぎるという問題?
そのうち婚姻や養子縁組みたいなものでも節約出来そうなスキームになれば流行り出すんじゃないかとも思えてしまうわけですが。
さすがにこれは極論でしょうか。
人の心は弱いので。
アーリーリタイアしたら、今のもやもやはすっかり忘れてしまうのでしょう。
こうすればお得!ああすればさらにお得!と、せっせと制度を活用出来る道を探すのでしょう。
とはいえ相応に負担して胸を張って暮らしたい今の気持ちにも嘘はないわけで。
せめて制度がもう少し整理されていればと思ってしまいました。
なににせよ。
日本を支えるサラリーマンがもう少し報われます様に。