聴力 右耳が聞こえづらい
健康診断でオージオ検査をしました。
低音1000Hzのプー音と高音4000Hzのピー音。
聞こえたらボタンを押す検査です。
今回右耳の4000HzがNGになりました。
要は右耳で高音域が聞こえないということです。
しかしオージオってなんやねん?
調べてみたら正しくはオージオ-グラム検査。
聞こえ方の量を測る検査ということでしょうか。
綴りはaudiogram.
オージオはオーディオってことでした。
2008年。
最初の兆候がありました。
激務のピークだったでしょうか。
ふらふらと眩暈の様な症状。
疲れかと思ったのですが右耳に違和感です。
ザーっという音がずっと入るのですね。
さすがにこれはいかんと思って病院へ。
診断はメニエールだか突発性難聴だか。
薬を出されますがドクターに言われます。
聴力の改善は期待出来ないかもしれません、と。
その後は右耳で聞こえ方が変わったと感じました。
なんとなく音が違う。
ただ人は少し経つと慣れてしまいます。
数年毎にまた違和感。そして病院。そしてまた薬。
そんな生活が続いていました。
それでも聞こえるか聞こえないか。
そういうレベルの判定であれば〇です。
それほど深刻には捉えていませんでした。
2021年。
最初の兆候から13年目。
悪化を自覚させられる事件がありました。
目覚まし時計に手巻きの時計を使っています。
チチチチ・・・と静かにムーブメントの駆動音のする時計です。
長らく気に入って使っていて。
眠る際にはこの時計を右の枕元に置いていました。
ある日布団の中で気付きます。
ムーブメントの音が聞こえません。
どうしたんだろう。調子悪くなったのかな。
オーバーホールを頼まないといけないのかな。
時計の様子を見ようと布団から起き上がります。
するとチチチチ・・・と音が聞こえました。
気になって時計を手に取って気付きます。
壊れているのは時計ではなく自分の耳。
右耳ではムーブメントの駆動音が聞こえなくなっていました。
ムーブメントの音は小さくとも金属ギアの刻み音。
比較的高い音なので気付かせてくれたのでしょう。
そこからまた耳鼻科通いが続いています。
聞こえるか聞こえないか。
健康診断のオージオ検査はそんな検査です。
そういうレベルの判定であれば長らく〇でした。
しかし耳鼻科で精密に計測すれば?
左耳は問題ありませんでしたけど。
右耳の高音域は弱っていたわけで。
2022年。
健康診断でのオージオ検査で右耳4000HzがNG。
聞こえるか聞こえないか。
そういうレベルの判定でNGになりました。
聴力の回復はなかなか難しいと聞きます。
今後どうなっていくのでしょうか。
ここで踏みとどまってくれればよいですが。
低音域まで弱ってきたら泣けますね。
いずれは老いて弱るとしても早すぎるのは悔しいです。
どうすればこの状況を回避出来ていたのかは分かりません。
しかし毎度ドクターに言われること。
少しでもおかしいと思ったら少しでも早く来てほしい。
早期に違和感に気付ける余裕を持てるのかどうか。
例えば?
音楽を楽しむ余裕のあるノンストレスな生活?
そんな生活であれば気付くことが出来ていた?
そんな生活であれば回避出来ていた?
そんな生活であればそもそも発症もしなかった?
もしかしたらを考えるのも虚しいですが。
ぼんやりとそんなことを考え込んでしまいます。