ブログ1周年 マネーゲームから降りる日は?

年末なので資産高を集計。

1.2億円を超えていました。


去年末が1.08億円。

そこから1200万円ほど増えた計算です。

過去20年以上の給料+投資収益。

年間1000万円以上増えたのはこれで3回目。

収益物件は購入価格で評価しています。

時価評価ならさらに上振れするのでしょう。

相場の荒れた一年でしたが株式比率が低めなのは不幸中の幸いでした。


年末です。

そしてブログを書き始めて丸々1年です。

資産形成やFIREについて思うことを書いてみます。


資産の増加率と増加額

資産がある程度膨らむと雪ダルマ式に増える?

額で言えばその通りかもしれません。

投資はパーセンテージ。

率が同じでも額は投資額次第。

今年は1200万円資産が増えたわけですが。

増加額は投資20年超の中での3番目でした。

しかし増加率で見れば10番目程度です。

増加額トップ10の7つはアベノミクス以降。

サラリーマン中盤~終盤に運良く被った上げ相場。

サラリーマン序盤であればこのスコアは無理。

データを見ればそんな風景が見えてきます。

サラリーマンの投資とはそんなものと思えます。


マネーゲームのゴールは?

資産高が増えていくのはある意味楽しいのです。

ゲーム的な面白さがあると思えます。

しかし物欲が続くわけでもありません。

もう充分じゃないのかな。

リタイア出来るんじゃないのかな。

そんな風に思いつつ既に数年経過。

老後は近くなり資産高と年金額は増えて。

計画破綻のリスクは随分下がったと思えます。

コロナと在宅勤務に感謝です。


資産だけで食うには半端な投資では無理

そもそも資産がどれだけあれば安泰なのか。

それなりの資産があれば収益で暮らせる。

FIREはそんな理屈で説明されています。

しかし相場はそれほど安定しているもの?

自分には到底そうは思えません。


これは2001年からの資産高に対する寄与率。

自分のスコアです。


ブルーは給料による寄与。

オレンジは投資による寄与です。

資産高が低い前半10年は給料が目立ちます。

そして何より給料は節約すれば残せます。

要は安定しているのですね。

しかし投資収益は?

過去20年で6回のマイナス。

マイナスでは節約のしようがありません。

資産だけで食っていくのに本当に自信が持てる?

平均で言えば4.7%出ています。

FIREの例の4%を想像してしまう数字です。

しかし最大で19.2%、最悪で-11.5%。

そんな数字を均した上での平均が4.7%です。

安定感を出すには?

リスク回避すれば利回りは下がります。

さらに資産が必要。さらに年月が必要です。

安心出来るゴールはどこにあるのか。

キリのない世界だと思えます。


資産形成と年齢のジレンマ

投資は時間。給料も時間です。

相場から降りない。仕事から降りない。

取り組む時間が長い程に投資額は増やせます。

増加率が同じでも増加額は加速します。

仕事は残念ながら年功序列が色濃いわけで。

サラリーマン終盤に大きく偏ったインカム。

若くして充分な資産を築ける人はどれ程居るのか。

ジレンマと思えます。


サイドFIREは若さと資産高の妥協点?

若くしてリタイアを目指そう!

FIREはそんなブームなのでしょう。

しかし充分な資産を築くハードルは高いです。

そして割り切ってのサイドFIREという考え方。

知ったときには衝撃でしたが年齢と資産高のバランス問題なのでしょう。

今ではこういう選択肢もありと思えます。

年月と投資とリスクのパラドクス。

どう組み立ててもリスクの網の中。

であればサイドFIREとしてリスクを抱える。

これも1つのチャレンジなのかもしれません。


和製FIREブームの違和感

そもそもこの10年の相場。

日本も米国も狂乱の上げ相場でした。

儲かった人が出てくるのも当然の話です。

投資が大成功!リタイアしました!

そんな程度の話なのだと思えます。


幸運でしたで終わるのならまだ良いのですが。

私はこうしました!誰でも出来ます!

華やかな成功者?投資のノウハウ教えます?

ブームとはこの様にして作られるのでしょう。


どうしてそうも自信過剰に成れるのか。

良い時期に相場に大金突っ込んでいた。

相場の幸運に恵まれて資産が膨らんだ。

そんな程度の話じゃないかと思えます。

自分もそんな幸運に恵まれた一人です。

この数年の成功者の話には興味を持てません。

きっと「本物」も居るのでしょう。

しかしそれでも同じ穴の狢では?

そんな穿った目で見てしまう自分が居ます。


しかしそれでもブーム。

投資の再現性という言葉を聞いたのも最近です。

吹き出しそうになりましたが最近はそんな時代?

マニュアルありきの分かりやすい解説付き投資。

これこそがブームの末路ということなのでしょう。


仲良くゴールの国民皆投資ブーム?

貯蓄から投資へ。

そんな掛け声も聞こえてきます。

NISAも拡充されますし環境メリットは大です。

しかし過去10年は狂乱の上げ相場。

今後さらに長年続く驚異の相場になる可能性は?

先のことは到底分かりません。


少し怖くなりますね。

マニュアル大好き。

右へ倣えが大好きな国民性です。

相場なんて楽勝なんでしょ?

持ち続ければ報われるのが相場なんでしょ?

インデックス積み立て続ければ良いんでしょ?

世界経済は必ず成長するんでしょ?

同じだね!一緒だね!

老後はこれで安泰だね!

上振れしたらFIREだって出来るよね!

仲良くゴール!

そんな呑気な未来像も有り得るのでしょうか。

であれば年金運用で苦労するのは何故なのか。

国の財政もインデックスで一挙解決するのでは?


たかが20年と少しの相場経験です。

それでも。

10年続く低迷と10年続く上げ相場。

その両方を経験出来たのは大きかった。

もう相場には片足程度で。

それでなんとか年金までを過ごしたい。

マネーゲームはそろそろもういいかな。

ゲームは遊びで取り組む程度にしておきたい。

そんな風に思えます。



ブログを1年続けてみた感想

日記的なものはこれまでも書いていたので文章を書くのは苦になりません。

ただ役に立つ内容を書けるかと言えばNOです。

単におっさんの雑記ということになります。

多少体裁を気にする意識は出ているのでしょう。

脳の違った部分が働いている感覚はあります。


楽しい?・・・単に習慣。歯磨き程度の感覚です。

儲かる?・・・NOです。単なる雑記ですし。


コメント欄は面倒なので閉じています。

それでも返信不可能なメールが届くこともあります。

めんどくせーなと思いますし、コメント欄オープンの方は凄いよなと尊敬します。

飽きるまでは続けようかと思っていますがマネー!健康!FIRE!なんてネタが続くはずもありません。

そのうち農業日記になると思っています。


いつFIREするの?

すぐにでも!と思っていたのですが。

在宅勤務や時差通勤で随分ストレスが減っていることを自覚した1年でもありました。

緩くサラリーマンを続けられるのならそれはそれです。

逆に環境が悪化したらすぐにでも辞めるかもしれません。

例えば在宅勤務や時差通勤制度の廃止、役職定年での降格があれば契機になりそうです。


ブログを始める際、タイトルにWhere's the FIRE?と付けました。

これはFIREブームに興味を持って調べた際、そんなにリスク取って急ぐべきものかなという例をいくつか見て、リスクを軽視するなよ、慎重に考えろよ、戻れない道かもしれないぞ、と自戒の意味も込めて付けたタイトルです。


今はそれほどFIREを急いではいません。

けれど面倒になったらすぐにでも辞められる。

そんなカードを持てただけでも充分に幸せです。

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