断捨離しない生活
年末と言えば大掃除でしょうか。
とはいえ色々拭ったり洗ったり。
そんな程度で掃除はおしまいの予定です。
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モノに囚われない生活をしよう。
そんなブームも一部界隈にあるのでしょうか。
最初から物欲がそれほどない。
結果として身の周りにモノが少ない。
そういった生活スタイルは理解出来ます。
シンプルで好ましいですね。
しかし断捨離。
これは理解が難しいのです。
一度は手に入れた色々なモノ。
手に入れた時は欲しかったモノなのでは?
それを屁理屈を付けてひたすら捨て去る?
とはいえ多少の荷物整理。
であればギリギリなんとか理解出来そうです。
断捨離の果てのミニマリストはどうでしょう。
もうこれは理解不能の領域です。
あれも捨てました!これも捨てました!
そして部屋はこんなにすっきり!まあステキ?
・・・アホなん?
一度は買った品なのでしょう。
それを捨て去ることが快楽になっている?
無駄に買いまくり無駄に捨てまくる。
モノへのリスペクトも愛情も感じられません。
モノを大切にしない大雑把な人達。
そう見ると相容れないと思えます。
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新しいものには確かに惹かれるのですが。
慣れて馴染んだ道具は落ち着くのですね。
家の中にも古いものが多い様に思えます。
ゴミ箱?・・・小学生の頃・・・40年?
道具箱?・・・幼稚園の頃・・・50年?
さすがにどうなのという感じもするのですが。
不都合もないですし。
壊れたら直しますし。
古いからというだけで切り捨てたくはない。
そんな風にも思えてしまいます。
色々なモノに憧れて背伸びして手に入れて。
金のない時期も往生際悪く持ち続けました。
長年愛着を持って使い続けて。
少しずつ生活に馴染んできて。
いわばこれは歴史です。
捨てがたい程に重ね続けた歴史です。
憧れはそれほどあっけなく色褪せるもの?
重ねた歴史はそれほどあっけなく捨て去れるもの?
たかがモノ。
確かにそうなのでしょう。
それでも断捨離?
自分はそこまで割り切れません。
捨てないためにも増やすことは慎重に考えたい。
そんな程度に落ち着いた様に思えます。
中身は変われど未だ現役。
丈夫です。