お金さえあれば！何か変わるの？
お金さえあれば！
意外に聞くこともある台詞でしょうか。
しかし実際のところどうなのでしょう。
無いよりはあった方が良さそうですが。
資産額に比例して生活は少しずつ変わるもの？
幸いにも資産額の記録はきっちり残っています。
節目の金額を越えた際に実際何か変わったのか？
思い出しつつ振り返ってみます。
100万円
20代序盤で働き始めてすぐに到達。
気付いたら貯まっていた。そんな風でした。
実家暮らしならではでしょう。
100万円ってのはすぐ貯まるんだな。
そんな感想だったと思えます。
とはいえ人生で始めて見る金額です。
変なスイッチが入って浪費癖が加速しました。
500万円
20代終盤。まだ実家暮らし。
100万円はすぐだったのに500万円は遠かった。
趣味に遊びに浪費しまくりの毎日でした。
使ってもすぐにまた貯まるだろう。
お金を軽く見る変な感覚が身に付いてしまっていたと思えます。
1000万円
30歳です。
転職して実家を出て数年。
業績不振からの給料ダウンと家計管理スキルの無さから貯金は減っていました。
危機感から家計簿を付け始めたのもこの辺りから。
そして株式投資を始めて無茶な投資で一気に1000万円を越えました。運だけですね。
これで人生は随分楽になる！
そんなことを本気で思いましたが、冷静に見れば5年も過ごせない金額です。
大金と思っていたのに人生は変わらない？
そんな現実に我に返って少々憂鬱になりつつも浪費せずで居られたのは成長だったのでしょうか。
翌年会社が倒産して右往左往しましたが、家計管理のスキルを身に付け、投資に踏み込むことが出来たのは幸運でした。
2000万円
34歳。特に生活は変わりません。
転職して慣れない職場で激務に揉まれつつも相場への取り組みは続けていました。
3000万円
36歳。特に生活は変わりません。
会社に寝泊まりや休日出勤が続く中、投資で食えないかな・・・と漠然とした夢を見ていた気がします。
4000万円
41歳。特に生活は変わりません。
3000万円からはリーマンショックで足踏み。
さらには震災です。
相場よりは貯金で増えた感じでしょうか。
次は不動産と決めてリサーチを続けていました。
5000万円
43歳。不動産で１部屋目を購入した年です。
人生変えるなら最後のチャンス！と真面目に恥ずかしいことを思って前のめりになっていました。
とはいえアベノミクス相場もありタイミングとしては悪くなかったのでしょう。
幸運でした。
8000万円
47歳。特に生活は変わりません。
順調だなと思った記憶はありますが、自分の40代はアベノミクス相場の中です。
手持ち資産がそれなりにある状態からの上げ相場突入のパワーは幸運以外に表現する言葉がありません。
投資にテクニックなんぞ無用。
ただ取り組んでさえいれば良い。
上げ相場とはそんなものでしょう。
1億円
49歳。特に生活は変わりません。
正確には9800万円。印象には残っています。
とはいえ、あれ？大台届く？といった程度です。
生活は変わりませんがアーリーリタイアを具体的に考え始めました。
節目節目で生活は変わったのか？
NOです。生活は変わりません。
あえて言えば20代序盤の100万円が一番変わりました。
人生で手にしたことのない大金が手元にあるわけです。
しかも働いていればまた貯まっていくわけで。
20代での浪費癖は酷かったと思えます。
生活苦の経験は大きな転機
もし30歳前後での生活苦がなければ？
給料が入るから大丈夫！
賞与が入るから大丈夫！
お金はなんとなく貯まっていくから大丈夫！
浪費癖を持ったまま、投資に取り組まないままでの30代、40代を過ごしていたのかもしれません。
もしやそんなサラリーマンの方が大多数？
そう考えればお金に苦労してシビアにならざるを得ない時期があったのは幸運です。
アーリーリタイアにもプライスタグはある
投資スキルに恵まれているわけではありません。
上げ相場に乗って運良く浮いただけです。
そんな立場から考える夫婦二人でリタイア可能なゴールは、やはり億乗せが最低ラインです。
FIREだの4%ルールだのは当時知りませんでしたが、億で計算してみれば近い数字になるものだなと感心しました。
お金さえあれば！
欲しいものが明確。やりたいことが明確。
目標が明確であれば生活は変わるのでしょう。
家や車や大きな旅行は定番の目標でしょうか。
○○円あればアーリーリタイア出来るのかも？
高価ですがプライスタグはあるのでしょう。
仕事と投資の両輪で運良く手が届きました。
これまでの節目では何も変わらずでしたけれど。
やっと何かを変えられる！
そんなところに届いたのかもしれません。
