デイトレ時代の確定申告を思い出す

確定申告の時期ですね。

申告書作成で去年の申告データを引っ張り出したりします。

その際に古い時代の申告データが目に入ります。


手元の一番古いe-Taxデータは2006年。

e-Taxはいつ頃から運用されていたのか。

調べてみると国税局のHPに情報がありました。

e-Taxについて知る


平成16年に全国で運用開始。

平成16年は2004年。

我が家では2006年から利用開始。

結構初期の頃からの長い付き合いだった様です。


確定申告自体は2000年から行っています。

サラリーマンなのに何故確定申告を?

始めたのは株の取引の申告のためです。

特定口座の制度が出来る前は取引毎に源泉徴収か申告するかを選ぶ仕組みでした。

結果として損益を通算して税を取り戻すには確定申告が必須でした。


2006年の申告書を開けてみます。

当時既に特定口座の制度はあったと思えます。

しかし複数の口座で取引した場合には税を取り戻すために申告が必要でした。

FXは初期の頃は確定申告必須だった記憶もあります。


証券取引の金額が大概ですね。


取引はスイングトレード主体。

いわゆる短期回転売買です。

今のトレンドの長期投資とは異なる世界です。

今も自分のスタンスは変わらない気もします。

累計8153万円を投じて累計8367万円を稼ぐ。

効率が良いのか悪いのか。

結局は取引に疲れてしまった気もします。


もっと以前は?

同日中の回転。デイトレードをしていました。

薄利をひたすらに積み重ねる取引です。


ネットでの証券取引が広がり始めた時代。

そんな頃に会社が傾き仕事が無くなりました。

有り余る時間。時代で整い始めたインフラ。

偶然の重なりの中で経験出来た世界。

今思えばそんな世界を経験出来たのは幸運です。

普通のサラリーマンであれば平日昼間は仕事ですから。


当時の申告は紙だったのでしょう。

申告書は電子データとしては残っていません。

しかし取引記録のエクセルは残っていました。


これは2000年。証券取引を始めた年です。

確定申告を始めた年でもあります。

計算すると累計9000万円近い回転売買。

取引初年度から何をやっているのか。

証券取引は博打だと思っていたのでしょう。


2001年はさらにデイトレードに熱中です。

取引額累計を見れば11億4000万円!

利益率は?

恥ずかしくて書けたものではありません。


倒産寸前の会社に勤める安月給のサラリーマン。

なのに申告書には何億円もの取引を記載します。

おかしな世界だよな。

でももしかしてデイトレでギリギリ暮らせる?

そんな風に感じた当時を思い出しました。


その後会社は倒産して職を探して再就職。

新たな職場は激務で取引頻度は激減です。


あの時再就職をせずデイトレードを続けていたらどうなっていたのか。

記録によれは手持ち資産は1500万円程度。

年齢は30代の前半。

低資産セミリタイアで見かけそうな数字です。

もしかしたら大成功していた?

おそらく難しいのでしょうね。

どこかで大きく躓いてからの再就職。

穴の空いた職歴はどう評価されるのか。

想像するだけで息苦しくなりそうです。



職を失う切迫感の中で始めた投資と確定申告。

相場の厳しさ。

しかし日々チャンスはあること。

声を上げねば税は奪われたままということ。

何より門戸は誰にでも開かれていること。

色々なことを実際に経験して学びました。


当時を思えば経済的な苦しさは確かにありました。

しかし求めたとしても到底得難い経験です。

投資と確定申告。

面倒ながらも習慣として身に付きました。


怪我の功名という奴でしょうか。

単に金に細かくがめつくなっただけ?

まあ確かに。

それでも資産形成は時間です。

細かさとがめつさの積み重ねなのでしょう。

早めに色々経験出来て良かったかな。

20年以上積み重ねてこられたのだし。

そんな風には思います。


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