e-Tax 専業主婦の確定申告
奥さんは専業主婦ですが。
最近確定申告をしてくれました。
専業主婦ではなく不動産及び証券投資家?
なんだかんだで色々投資をしてくれています。
サラリーマンの自分の給料から毎年100万円。
元々の貯金+20年超に及ぶ毎年の贈与が彼女の投資の原資です。
特にパートタイムで働いたりはしていません。
サラリーマンの旦那たる自分の扶養家族です。
では何故確定申告を?
奥さんにも控除枠はあるわけです。
そう。基礎控除枠です。
基礎控除枠って?
所得税計算では48万円。
住民税計算では43万円。
そんな枠が設定されています。
よく言われるパートの〇円の壁。
有名なのは103万円の壁でしょうか。
基礎控除48万+給与所得控除55万=103万円。
ここまでの収入については無税!
そういう理屈になっています。
そしてパートで働かず給料所得控除がなくとも?
基礎控除48万円までの収入は同じく無税です。
専業主婦の基礎控除枠で何が出来る?
例えば特定口座での証券取引であれば?
金融課税については別枠税制。
分離課税にて源泉徴収されています。
配当金も同様です。
税率は約20%。1万円儲けたら2000円は税金です。
しかし確定申告で総合課税に取り込めます。
つまり基礎控除枠までの収入であれば無税!
先ほどの2000円は返済させていただきます!
そんなことが出来てしまいます。
不動産投資についても同様ですね。
出資してもらえば奥さんは不動産オーナーです。
自宅購入だと旦那と奥さんで持ち分半々。
ペアローン等で見かける事例でしょうか。
投資用不動産も同様のことが出来ます。
奥さんの持ち分からの不動産の収入については基礎控除枠までは無税!となります。
控除枠をもっと増やそう!
専業主婦の控除枠は48(43)万円。
悪い金額ではありません。
それでも人は欲深い生き物です。
もっと控除枠を増やしたい!
そんなことも考えてしまいます。
であればiDeCoはいかがでしょうか。
主婦も積立可能です。
毎月1万円積み立てれば年で12万円。
この金額がそのまま控除枠に上乗せです。
難しい投資をせずともiDeCo定期預金も選べます。
どうせ将来に向けての貯金であれば控除枠として使えた方が節税出来てお得です。
ソーシャルレンディングも申告を!
玉石混淆のソーシャルレンディング。
大っぴらにお勧め出来るものではありません。
しかし意外な上場企業案件もちらほらあります。
そういった案件からの収益もありました。
そしてこれ、所得税は源泉徴収済ですが住民税はシカトです。
源泉徴収済ということは税務署もお見通し?
後から脱税と言われるのも嫌ですし。
きっちり確定申告をしておきます。
~
そんなわけで。
奥さんも確定申告です。
まずは不動産の収支を全部突っ込んで。
次は証券。
特定口座は証券会社の数だけあります。
都合の良い金額の取引があった口座を選んで。
特定口座の取引を上限まで突っ込んで・・・
そして結果は。
こうなった様です。
どん。
あら素敵。
主に証券口座の源泉徴収分からの取り戻しです。
IPO取引での税金もありましたが回収です。
もう少し攻めるには?
金融課税20%の税率と総合課税累進税率低位での税率ギャップ狙い!
そんなことも出来るのでしょうが扶養の立場は有利ですし程々で充分ですね。
自分の分は34000円程度でした。
奥さんの分が32000円。
夫婦で合わせて66000円。
単に余計に取られていた分を取り戻しただけ。
そう考えると儲かったわけでもないのですが。
それでも少し嬉しいですね。
確定申告ぜひやりましょう。
※税制面の細かいところは真面目なサイトで再確認をお勧めします。