5円玉を見捨ててしまった
お昼をどうしようと思って。
自炊も飽きましたが外食するにも少々体調も微妙なのでテイクアウトに。
店舗へ出向いて注文するとお時間少々いただきますとなりました。
スマホでもポチポチしておこう。
そう思って共有スペースのテーブルへ。
するとテーブルの上には5円玉がありました。
5円玉。
御縁がありますようにと縁起を担ぐお賽銭では人気の硬貨です。
こやつのオーナーはどこへ行ったのか。
迷い犬ならぬ迷い5円なのか。
そう思ってなんとなく回収するかと一瞬考えたのですが。
ここは共有スペース。
他にも人がちらほら居ます。
そして今の時代はSNSでのバズりのために理解出来ない行動をする連中も居るのでしょう。
もしやこの5円玉は罠なのではないか。
これに手を伸ばして、テイクアウトの品を受け取って帰路に着こうとすると、スマホ抱えた妙な連中がニヤニヤしながら近寄ってくるのではないか。
そんな妄想が膨らんでしまいました。
そんなわけで5円玉に気付かないふりを貫きます。
テイクアウトの品を受け取ってそのまま帰路へ。
さらば5円玉。
これで金運下がったりしたらそれはそれで嫌だなとも思うわけですが。
SNS全盛時代。
なんだかめんどくさいですね。
大金であれば警察へ。
ここには悩みはありません。
しかし微妙な小銭が落ちていたときに人はどんな行動をすべきなのか。
警察に届ける?
経済の循環の中に戻してやる?
それともシカト?
正論を語るのであれば警察へとなるのでしょう。
とはいえ正論続きの世の中では負担も上がる一方です。
今の時代はシカトこそが正解なのかもしれません。