サラリーマン以外の人生はEASY?
アリリタブログを見ています。
界隈ではサラリーマンとはとっとと抜け出すべき苦しい立場。
リタイア成功者は労働者たるサラリーマンを憐れみ、リタイアに向けて積み上げる者は自虐的にサラリーマンを社畜と称する風潮です。
※一部誇張した解釈としております。
確かにサラリーマンしんどいですね。
自分も未だサラリーマンです。
とはいえ最近は辛さも多少和らいだ?
なんとなく耐えられない程でもありません。
お金も貰えるしもう少しだけ続けてみよう!
そんな気分でサラリーマン継続中です。
しかしふと思いました。
え?まだサラリーマンやってるの?社畜乙!
サラリーマンはアリリタ界隈ではそんな残念な目で見られてしまう立場ですが。
そもそもサラリーマン以外の人生はどんなものなのか。
果たしてサラリーマンを一切選ばず人生EASYに過ごせる道はどの程度あるものなのか。
分岐点:学生時代の終焉
大体の人は18歳~22歳、早い人は16歳、遅くとも25歳あたりまでで学生時代を終えるものと思われます。
学生時代を終えたら?
その後の長い人生をどう稼いで食って暮らすのか。
そんな計画が必要です。
右も左も世間のことも分からないガキンチョの学生。
彼ら彼女らはどんな人生を選べばEASYなのか?
非サラリーマンでの労働=短期使い捨ての労働力?
サラリーマン=フルタイム40年前後の雇用契約の労働者。
労働時間を想像するとうんざりの立場です。
こんな立場は絶対嫌だ!と蹴飛ばしてみましょう。
他の選択肢として良くあるのは、パートタイムや期間契約、アルバイト。
そんな労働で日銭を稼ぎ暮らすのはどうでしょう。
確かに自分の時間はサラリーマンより自由に残せると思えます。
しかし長期雇用という安心感はそこにはありません。
もっと短期目線の契約が多いのでしょう。
いわゆるバイト、パート、期間工、内職。
目線は全て短期です。
時給契約、数年の短期契約、出来高払いの契約等。
長期目線なんぞ一切ありません。
単なる労働力として使い捨てられやすい立場としての契約が多そうです。
自由な時間を作りやすい反面、延々と働き続ける必要はありそうですが、景気動向次第では良い案件が見つからなくなるのかもしれません。
さらに困るのは失職時や傷病時や老後でしょうか。
社会保障制度はサラリーマンの高負担が前提の制度です。
失業手当も傷病手当も厚生年金もサラリーマン程には期待出来ない立場なのかもしれません。
サラリーマンを選ばない限り社会保障の恩恵は大幅に縮小されるわけですが、自由な時間の対価として割り切れるものなのか、ですね。
バイトもパートも期間雇用も全部嫌!→起業?
バイトもパートも期間雇用も全部嫌だ!
そんな人はどうするのでしょうか。
学生時代に日銭を稼いでその後起業?
もしくはスポンサー探しからの起業?
これはこれでチャレンジングな人生と思えます。
人生は自分で切り開くぜ!
そんな印象の生き方に見えますし少し憧れます。
しかしサラリーマンと比べて「楽なの?」で見ればどうなのか。
これはこれで大概なハードモード。
頼れるものは自分のみ。
成功者として歩んでいける可能性は如何ほどか。
実力勝負の厳しい道と思えます。
とにかく働きたくない=ニート?
そんなのも嫌だ!とにかく働いたら負けだから!
そんな人たちも一定数は居るのでしょうか。
両親が資産家です!
働かずとも一生食えてしまいます!
であれば確かに勝ち組かもしれません。
しかしそんな両親の元に生まれる確率は如何ほどか。
宝くじレベルの幸運が必要なのかもしれません。
サラリーマンは長期安心で案外EASY?
色々考えてみるとサラリーマンは意外と楽なルートです。
稼ぐ仕組みの完成した組織に属し、組織の指示に従い続けることで、稼いで食って暮らしつつ傷病や老後にもある程度備えることが出来てしまいます。
さらにサラリーマンは何より長期雇用前提が多いです。
長期雇用前提であるから成果を出せない期間があれど長期目線で面倒を見てもらえます。
組織全体の利益に応じて個人実績に見合わない報酬を得られるケースも多いです。
メンドクサイ組織に属してイエッサー!を延々求められる代わりに大概な長期雇用と報酬が概ね保障される。
サラリーマンとはそんな立場と思えます。
~
そんなわけで。
社畜と見下されるサラリーマン。
こんな道は勘弁!というところからサラリーマン以外の選択肢を色々と考えてみたのですが。
何だかんだでサラリーマンってEASYじゃないの?
そんな風に思えてしまいました。
過去にはフリーターブームや派遣ブームなんてのもありました。
当初はフリーターも派遣もなぜか明るいイメージで先端の選択肢ですよ!といったムードが形成されていました。
しかしその後はどうなったのか。
フリーターも派遣も今では先端の選択肢というイメージはありません。
どこかの誰かの都合のために作られた「流行」だったのかもしれません。
当時の「流行」に乗せられた人たちが今も納得の人生を歩んでいるのかは分かりません。
しかしサラリーマンはどうでしょう。
安定感や報酬は勤める企業次第でしょうが当時から現在までサラリーマンは結局は王道です。
自分も正社員サラリーマンになりたい!
要は長期雇用と手厚い社会保障が欲しい!
そんな声が聞こえてくることもあるわけです。
サラリーマン大好きかよ!なら一生やってろ!
サラリーマンはフルタイム長期雇用。
目眩のしそうな労働時間とストレスからFIREが騒がれてサラリーマンが下げられるのも分かります。
とはいえFIREへの最短ルートも結局はサラリーマンかもしれません。
大いなるジレンマ。
それでもまずは良い立ち位置のサラリーマンを目指すことが消去法ながらもBetterな選択肢なのでしょう。
何よりリタイア後にお金の不安を抱えたくはありません。
アーリーリタイアでも定年リタイアでもそれは同じこと。
サラリーマンの立場を最大限に生かしつつ安定FIREを目指します!