人生の教訓をお寿司から学ぶ(大袈裟)
休みに少しお出かけをして。
晩御飯の時間です。
何を食べようか悩んだ末にお寿司やさんへ入りました。
握りのセットを注文すると一通りがまな板皿で出てきます。
食べる順番も実はマナーがあるのでしょうか。
多少なり気になりますがそれはまた今後の課題として。
お腹が減ったので目の前のお寿司をバクつきます。
自分は好きなネタから先に食べるタイプです。
奥さんは好きなネタを取っておくタイプです。
そしてふと見ると。
奥さんの手が止まっています。
どしたん?と聞くと。
お腹が苦しいらしいです。
そういえばお昼もそれなりがっつきました。
お互い半世紀は生きています。
消化能力も少しずつ落ちていることでしょう。
若かりし頃と同じペースは到底無理ということでしょう。
奥さんのお皿を見ると・・・。
あらまあ。
良さげなネタが目白押しです。
好きなネタは後回し派の奥さんですからそうなりますね。
ここは親切に助け船を出さなければなるまい。
そう考えてこう声を掛けました。
「食べられないなら無理をしなくて良いよ」
「なんなら自分が食べるから置いておいて」
完璧です。
どう聞いても明らかな親切心。
良さげなネタに惹かれての下衆な下心は完璧に伏せられていると思えます。
奥さんは苦しそうです。
苦渋の決断?
無理して食べても苦しいだけでしょう。
悩んだところで結論は見えているはず。
ここは素直にじゃあお願いとお寿司を差し出すのが無難な選択になることでしょう。
ほれほれとっとと諦めてお寿司を差し出したまえ。
そんな風に思いつつ待ち構えていたのですが・・・。
「じゃあシャリだけ少しお願い出来る?」
・・・お、おう。
自分のお皿にシャリがちょこまかと運ばれてきました。
既に自分は完食済み。
食べ物は残すべからずと学び育った昭和の男。
ここは食うしかありません。
そんなわけで締めは酢飯になりました。
【教訓】
人生やりたい事を後回しにするときっと後悔する!
蛇足のイベントを無理に抱えてもきっと後悔する!
楽しい事は優先的に!
つまらないことは無理して抱えずに!
酢飯を食べつつそんな人生の教訓を学んだ様な気がしました。
ごちそうさまでした。