肺がん手術後(18か月目)
肺がん手術後の定期メモ。18か月目です。
肺がんの手術で右上葉の全部と、右下葉の一部を切除しました。
術前の説明では肺活量は大体25%くらいは減るよ、とのことでした。
手術から18か月経ち、定期検診としてCT検査を行いましたが、特に問題なし。
毎度ですが結果を聞くまではドキドキです。
ほっとしました。
次回検査は半年後。再度のCT検査です。
体調について
日常生活はほぼ問題ない状態です。
50肩の方がインパクトが大きく苦しいですね。
体力は多少不足気味。疲れやすいのは変わりません。
後遺症について
咳・・・多少は出ますがほぼ安定です。
痛み・・・50肩の痛みで分からなくなりました。良いのか悪いのか。
水が溜まっている?・・・健康診断で指摘されたのでCT後の検診で聞いてみました。
肺を切除して空間が空いているので当然ですとのこと。
空いた空間は残った肺が膨らんで埋めていく様ですが、まだ埋まり切っていないということでしょうか。
様子見ですね。
行った検査
血液検査と胸部CT検査。
どちらも健康保険適用です。
18か月経過で思うこと
ほっとしたの一言です。
ある日再発ですと言われるんじゃないか。
そんな恐怖感は常にある様な気がします。
あまり考えたい情報でもないですが、肺がんの再発率はそれなり高い様です。
12ヵ月目でも書きましたが、肺がん、ステージ1、再発率で検索すると、こんな情報も出てきます。
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肺がんはがんの中でも再発しやすく、Ⅰ期(ステージⅠ)の非小細胞肺がんでも約20~30%の再発率といわれています。 再発のほとんどは治療後2年以内に起こり、5年を過ぎるとかなり少なくなります。
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まずは2年目までをクリア出来るかが1つのハードルになるのかな、と思っています。
長く生きれば医療技術の進歩で治療可能な症例も増えて行くことでしょう。
但しそれは当座は医療費が嵩む治療になるはずです。
今日のヤフーニュースで次のような記事もありました。
月間医療費1千万円以上、過去最多の延べ1517人…高額医薬品の相次ぐ登場で急増
詳細は検索でもしていただくとして。
キーワードを少し拾って書いてみると次のような内容です。
・月額医療費1千万円以上は過去最多1517人。
・5年前の16年度(延べ484人)から3倍に急増。
・高額な医薬品の相次ぐ登場が影響したとみられる。
・最高額は1億6852万円で、7人が1億円を超えていた。
・患者の自己負担は、国の高額療養費制度などを使い数十万円以下になることが多い。残りは健保組合が賄う。
健康保険はありがたい制度です。
高額療養費制度がなくとも老人の医療費負担は常に1~2割で現役世代よりもディスカウントです。
生活保護だと無料とも聞きます。
しかし人は年を取る毎に医療費が嵩みます。
自動車事故を繰り返す被保険者が安い掛金のままで車両保険を使い続けている様な状況ですね。
そして歪な人口ピラミッドは今後も悪化傾向です。
普通の脳みそで考えれば制度の維持が困難になっていくのは明らかなことでしょう。
がんの新薬は今後も登場するのでしょうが、今の制度にそのまま載せては成り立たないものも増えることでしょう。
今は保険で見えなくなっていますが、医療を金で買い、命を金で買っているのは確かです。
保険に頼れない時代が来たら?
医療を金で買い、命を金で買っている。
この事実が改めて意識されることになるのでしょう。
逆を言えば?
金がなければ命は延ばせない。
そんな時代になっていくのかもしれないですね。
肺がん関係記事です。